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三田学院

[2023年11月22日]

【都立中】どうする男女合同定員

都立中は、これまでの男女別定員から、男女合同定員へと、方針を大転換した。

これに先立ち、都立高は、徐々に男女定員緩和をして、男女合同定員へ移行を完了している。

今後、都立中は、徐々にではなく、イッキに、男女合同定員化をする。

前提が大きく狂ってしまった受検生親子も少なくはないだろう。

これまでの男女別の合格ボーダーが参考にならなくなる。

報告書点をふくめた総得点率で、女子が優勢であった都立中が多いが、男子が優勢であった都立中もある。

大手塾のプロパガンダである「合格できるかどうかは当日の運しだい」が、あたかも真実であったかのように見える惨状となるかもしれない。

確実なのは、女子優勢なら女子のボーダーを、男子優勢なら男子のボーダーを、超えられるように、対策をすることだろう。

ただ、波乱要因もある。

今春の都立中入試で、最も激戦化が予想されるのは、意外な都立中である。しかも、男子ではなく女子の激戦が予想されている。

都立中は全校が高難易度なので、そもそも実力が遠く及んでいない受検生が、志望校をあれこれ変更しても、合格の可能性はない。

逆に、相対的に平易な都立中ならほぼトップ合格できる受検生なら、どの都立中を受検しても合格できる可能性が高い。

悩ましいのは、都立中のどれかなら合格できそうな実力がある受検生である。言い換えれば、どの都立中でもよければ合格できるかもしれない受検生である。

受検校の選択で明暗が分かれる。

しかも、男女合同定員で、過去のボーダーの信頼性が、揺らぐ。

そうした状況が、向こう数年間、続きそうなのが、都立中受検である。

大手塾は「数打てば当たる」が事実上の方針だろうから個々の受検生が泣こうが笑おうがこれまで通りに気にしないであろうが、個々の受検生にとっては、合格か不合格かは人生を左右しかねない大問題である。

実は、過去のデータから男女合同定員化後の難易度は推定できなくはないし、最新の志望動向等まで加味すれば、ほぼ正確に難易度は予想できる。

ただ、難易度予想により受検校を変更しようとする親子が、私立中受験生親子より少ないのが、都立中受検生の特徴でもある。

どんなことが起きても合格できるように、余裕を持って準備を進めておくことが、より大切になろう。


<お知らせ1>
中学受験生と高校受験生と大学受験生の塾生人数の最適バランスを目指し、バランスが改善するまで高校受験生を積極的に募集する方針です。
当面の間、中学受検コースや中学受験コースは、実質的な募集基準緩和や募集期限延長による募集を行いませんので、ご理解とご協力をお願いします。

しかし、「コース生」ではなく、適性検査対策速習講座や私立中受験対策速習講座などの「講座生」は、小5夏以降や小6で募集を行う可能性があります。

ただし、今年度の小4(令和8年度に中学入試を迎える学年)の中学受検生と中学受験生は、「コース生」募集終了後の小5夏以降や小6には、「講座生」の募集を行わない予定です。
同様に、今年度の小3(令和9年度に中学入試を迎える学年)の中学受検生と中学受験生も、「コース生」募集終了後の小5夏以降や小6には、「講座生」の募集を行わない可能性があります。
今年度の小2(令和10年度に中学入試を迎える学年)以下の中学受検生と中学受験生については、今のところ未定ですが、同様の扱いとするかもしれません。

<お知らせ2>
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<お知らせ3>
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<お知らせ4>
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