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三田学院

[2024年2月7日]

【中学受験】親の受験になっていないか?

中学受験も高校受験も大学受験も、受験生は小学生であり中学生であり高校生であるはずだが、あたかも親の受験のようになっているケースが多く見受けられる。

多く見受けられるというより、巷で話題になるケースの多くが親の受験のようになっていると感じられる。

幸せな受験であるためには、親の受験ではなく、子の受験に、名実ともにすべきである。

世間の多くの保護者に嫌われてしまいそうだが、あえて確認しておきたい。

子が合格して親が喜ぶのはよい。しかし、親が喜びたいから子を合格に向けて追い込むのは違う。

子は親のコピーではないしクローンでもない。親の道具でもなければ奴隷でもない。

親が喜びたいから、親が満足したいから、親が将来に楽をしたいから、親が自慢したいから、親がリベンジをしたいから、親が誰かをマウントしたいからなどの動機で、子に受験で頑張らせるのは、適切ではない。

中学受験の場合は子がまだ幼いので素直に親に従うかもしれないが、高校受験では親の意向は通りにくくなり、大学受験ではほぼ親の思い通りには動かなくなる。

そのことを世間の多くの親が薄々感じ取っているからなのだろうか、大学附属校人気がなかなか冷却しない。早慶やMARCHあたりまでなら冷静な判断でありかもしれないが、それより平易な大学の附属校となると、もしかしたら子の将来の可能性を早期に摘み取ってしまうリスクが高まることも、冷静に考慮しておくべきであろう。

時代は少子化の真っ只中である。

全国の同学年人口は、ピーク時の200万人から今や100万人まで半減し、今後さらに減少が見込まれている。

一方で、国公立大学の総定員は若干増えていて、難関私立大学の総定員も減ってはいない。

親の世代よりも難関大学はかなり合格しやすくなっているのである。

だからこそ親の狂気が炸裂するのかもしれないが、難関大学卒業者の同一学年全体における割合は倍増しているのだから、親の世代が考えるほどは、今や難関大学卒のガクレキに希少価値はない。

親の適度な伴走はよい。しかし過度な伴走はお勧めしない。

親の伴走は中学受験を狂想曲化させるリスクがあり、高校受験や大学受験では逆効果になる可能性が高くなる。

特に大学受験では親が干渉すると、子の受験が迷走する。

子からアドバイスを求められたら、親は最小限のアドバイスするくらいで丁度よい。ああしろ、こうしろ、あれがよい、それはダメだなどと口うるさく干渉すると、子の受験が失敗するリスクが高まる。

子の履歴書の学歴欄には、生涯に渡り「卒業高校から最終学歴まで」を書かなければならない場合がほとんどだから、そのことを子に説明し、中学受験をするのか高校受験にするのか、そしてどの中学や高校に進むのか、大学受験はどうするのか、子の責任と判断で、最終決断させるのがよい。


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