[2024年3月22日]
都立中の受検対策をご希望される外部生保護者からの悩ましい入塾の「問い合わせ」が後を絶たない。
次のような内容のものだ。
”私立中受験対策専門大手塾に通わせているが成績が伸びず(下がり)志望校に届きそうにない。子と何度も相談して志望校を公立中高一貫校に変更するという結論に達した。今から入塾は可能か?”
多くは小5や小6の保護者からである。
私立の中高一貫校は難関校から中位校まで幅広い入学難易度から志望校を選択することができる。しかし、公立中高一貫校は志望校選択が可能な学校数が限られるだけでなく、ある一定上の難易度の学校しかなく、成績が振るわない場合には合格を目指せる学校がなくなる。
つまり、成績が伸びなかったり、成績が下がったりした場合は、私立中高一貫校なら志望校を下方修正することで対応可能だが、公立中高一貫校の場合は志望校を下げようにも限りがあり、最終的には合格を期待できないまま特攻をかけるか、適性検査型入試を行う、多くは難関校とは言えない私立中高一貫校を、実質的な志望校にするしかなくなる。
成績不振から、志望校を私立中高一貫校から公立中高一貫校に変更したとしても、結局のところ、実質的には私立中高一貫校受験生にまた戻ってしまうことになる。
要するに、公立中高一貫校を目指して受験対策を開始したが成績が届きそうにないので私立中高一貫校に志望校変更しても合格を勝ち取ることは可能だが、私立中高一貫校を目指して受験対策を開始したが成績が届かないので公立中高一貫校に変更したら、かえって合格を目指せる学校が制限されてしまうことになる。
厳しい言い方にはなるが、成績不振を理由に私立中高一貫校志望から公立中高一貫校志望に路線変更しても、高い確率で成功しない。
あり得るとしたら、桜蔭や開成を目指していたが、合格に届きそうもないので、中堅都立中を第一志望にして適性検査型での対策に変更する場合であろう。それでも十分な受検対策期間が確保できなければ後悔することになる可能性が高い。
まず適性作文が書けない。次に適性算数が解けない。そして適性社会では歴史や公民などの知識では闘えず苦戦し、最後に適性理科でも見たことも解いたこともない適性理科問題に翻弄される。
極めつけは、偏差値さえ上げれば合格できると考えて小学校の授業を蔑ろにし、通知表成績を軽視してきたたツケが、重くのしかかる。
適性検査型入試と謳いながら、実は基礎学力試験となっている、合格難易度が高くない私立中高一貫校が多く存在するので、私立中高一貫校向けの受験対策をしたのに成績が伸び悩んだのなら、公立中高一貫対策を得意としている塾ではなく、中堅や中位の私立中受験を得意とする塾の中堅私立中学受験コースに転塾するのが正解になるだろう。
進学校型の公立中高一貫校を甘く見ない方がよい。
成績が上がったから進学校型の公立中高一貫校を目標にするというならよい。
成績が下がったから進学校型の公立中高一貫校を目標にするというのはお門違いだ。
大手塾などで成績不振な中学受験生が、進学校型の公立中高一貫校に合格できる可能性は高くない(ほぼ合格できない)が、もし合格できたとしてもの6年間の授業内容は高度だから、受験生にそれへの覚悟ができていないなら、挑まない方がよい。
<<募集停止期間のお知らせ>>
令和6年3月23日(土)から、令和6年3月31日(日)まで
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*「資料請求」はご遠慮ください。ご案内の通り対応しておりません。
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さて、
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