[2024年4月10日]
全国募集の公立中高一貫校「楠隼中学高校」は、完全中高一貫化、男女共学化、全寮制の緩和を予定している。
これまでに様々なルートから入手した複数の情報をもとにすると、新しい「楠隼中学高校」の概要が浮かび上がってくる。
・令和8年度(現小5)より中学の男女共学化、全寮制の緩和、中学定員増
<中学募集>令和8年度(現小5)から
現:男子60人
新:男子45人・女子45人
・令和11年度から高校募集停止(楠隼中学からの内部進学のみ)、完全中高一貫化
<高校募集>令和11年度(現小5)から
現:男子30人
新:募集停止
中学定員が増えるので一見すると中学入試の倍率が低下しそうだが、男子の定員は15人減少して、かつ自宅通学生の受検が可能になるため、実質的な競争は激化する可能性がある。
旧定員60人に毎年90〜120人が受検していたが、これに自宅通学の男子(0〜15人)が加わっただけで、男子新定員45人の予想倍率は2〜3倍へと上昇することになる。
新しい女子45人定員が埋まるのかどうかだが、女子にとっては実質的に公立中高一貫校が新規開校することに等しいので、自宅通学生を中心に相当な人気となっても不思議ではない。
情報宣伝活動をどれだけ活発に実施するかにもよるとは思うが、自転車通学やバス通学が可能なエリアだけでなく、県内外の離島や、県外試験会場となる首都圏や関西圏や北部九州まで情報が届くように努めれば、現在の男子受検生数に近い女子受検生数を集められる可能性はある。自宅通学生の受検が可能になることが大きな強みとなる。
かつての都立中のように、仲良し女子グループの多くが、そろって仲良く試験会場に集まったら、人口密集地域でなくても相当な受検者数となる可能性はある。
地域の公立小学校の協力を得て、地域のすべての小学生に年に複数回ほど案内チラシを配布するだけで、女子定員45人は埋めることができるであろう。地域小学生向けの学校見学会や授業公開や行事参加会などを実施すれば、さらに確実に集められると思う。
なにせ、受検料は安いし、入学金や授業料は実質無料だから、私立中受験のような費用的ハードルはない。
そして、難関公立中高一貫校のような高難易度な適性検査ではなく、標準より若干難しい程度の適性検査だから、小学校学習内容がしっかり理解できていたなら、まったく得点できない訳でもない。よって女子もチャレンジしてみる価値は十分にある。
将来に大学進学を目指す女子にとっても、東京大学などの難関国立大学や、鹿児島大学医学部医学科などの国公立大学医学部医学科や、早稲田や慶應義塾などの最難関私立大学への合格実績がある楠隼の教育指導体制は、とても魅力的に映るはずである。
「都立中を受検予定の都内の女子受検生も、楠隼を併願受検しよう!」
1月に東京都内(都心)試験会場で受検できるから。
男子校から共学化することに対する不安や心配はあるかとは思うが、隣県の五ヶ瀬中等教育学校が設立当初から共学全寮制の公立中高一貫校としての歴史を積み上げているので、杞憂に終わる可能性が高い。
このため、男子は入寮を前提とした大都市圏からの入学希望者に通学による入学者が加わり、女子は自宅通学による入学希望者に離島地域や大都市圏からの入寮を前提とした入学希望者が加わり、相当な活況となる可能性さえある。
活況になるか低調になるかは、県教育庁などからの情報宣伝費用の支援がどれほどになるかにもかかっていよう。
いずれにしても、現時点ではまだ、新しい入試制度以降の倍率や難易度が正確に予想しきれないが、現状維持はほぼできるであろうし、振れるとしたら受検者数が増える方向になるのではないかと見込んでいる。
女子募集が成功すれば、西日本の地方国公立大学を中心に、さらに国公立大学合格者数が増える可能性がある。
一方で、これまでボーダーすれすれで合格できていたような男子受検生にとって、今後はさらに厳しい入試になるだろう。
予定では男女別定員のようだが、繰上合格は男女混合にする可能性が高いし、今後もし男女合同定員になれば、男子はさらに厳しい入試となろう。
なにせ、女子は、報告書点はバッチリ、面接もバッチリ、適性作文は大きく外さず、志願理由書もキッチリ書ける受検生が、多いはずだから。
全寮制男子校の公立中高一貫校「楠隼」もよかったけれど、自宅からも通える共学校の公立中高一貫校「楠隼」も、いいんじゃない。
薩摩半島の「鶴丸」、大隅半島の「楠隼」で、いいんじゃない。
そういえば、鶴丸高校出身で一橋大卒のNくん!、最近連絡ないけど元気かい?
携帯が大雨に打たれて故障し、電話番号とメルアドを失ってしまい、こちらから連絡ができないので、また電話してくれ!
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