[2024年10月21日]
いよいよ冬が迫り、入試シーズンが近づいてきました。
都立中の願書配布説明会の前に、鹿児島県立楠隼中の入学者選抜説明会が行われます。
首都圏や関西圏や北部九州など全国の受検生に向けてはオンラインでの説明会も実施されます。
事前予約制ですので楠隼ホームページから予約をしてください。出願書類などは郵送で送られてきます。ここまでは例年無料です。出願に際しては検定料など合計5,000円程度を事前に支払う必要があります。
入試日も出願締切も都立中より早く、出願締切は11月末か12月初、入試が新年1月下旬になりますので、お忘れなく準備をしてください。
最も注意していただきたいことは、通学小学校への「報告書(調査書)」の作成をお願いをしていただき、11月中旬頃までに完成したものを受け取る必要があることです。
まだの方はすぐに担任の先生にお声かけをしてください。過去に楠隼中向けの調査書を作成した経験がない先生や学校は、不慣れで戸惑われることも想定されます。
続いて注意していただきたいことは「志願理由書」の作成です。毎年ほぼ同じような様式になりますので、出願書類を手に入れる前に準備を開始しておくと安心です。
楠隼の「志願理由書」は、九段中等や東京大学教育学部付属中等よりも、大幅に項目が多く、記入量も多くなります。
注意すべき点は「面接(グループ面接)」で「志願理由書」をもとにして個々に質問が用意されますので、受検生本人が入試本番の面接でしっかり回答できるように、十分に吟味された内容で「志願理由書」を完成させておく必要があることです。
くれぐれも、保護者が内容を考えて受検生に清書させるだけのような「志願理由書」にはしないでください。
相手は経験豊富なプロ(入学者選抜の専門家)ですので、そうした志願理由書は簡単に見抜きます。それ以上に受検生が質問に適切に応えられなかったり、無言になったりするリスクを負うことになります。
楠隼では、寮生活をふくめ入学後の共同生活や学校活動に支障がないかをしっかり確認されますので、過度に盛ったり実力以上のことを書いたりしないことが肝要です。それでいて、入学への熱意がしっかり感じられる内容に仕上げる必要があります。
加えて、大学進学実績でご確認いただけますように、東京大学などの難関大学や医学部医学科などの難関学部を目指す志の高い仲間とともに、6年間の高度な学習内容に耐えられる資質や姿勢があるかどうかも(適性検査と合わせて)確認がなされます。
志願理由書の内容は、楠隼の教育内容を十分に理解し承知した上での出願であることが、しっかりと確認できる内容でなければなりません。
なぜ楠隼を志望するのかがはっきりと分かる内容に仕上げてください。
過度に心配される必要はありませんが、不安な点や不明な点がある場合は、お通いの塾や家庭教師に確認されるとよいでしょう。
「志願理由書」は、過去の塾生平均で5回程度の書き直しをして、やっと完成レベルに達します。中には2回から3回の書き直しで完成した合格者もいます。
過去に不合格者を輩出したことがありませんので不合格になる「志願理由書」の事例は承知していませんが、楠隼合格者や楠隼教職員との情報交換から最善の指導となっていると確信しています。
通学小学校の担任の先生は受検指導が専門ではありませんので、報告書の作成など以外は過度に頼らずに、出願書類は受検生と保護者が主体的に完成させてください。
みなさまのご健闘をお祈りいたします。
心配な方には楠隼出願対策指導も行っていますのでご連絡してください。
*クリックで応援をお願いします。
にほんブログ村
にほんブログ村