[2024年11月20日]
卒塾生保護者(楠隼在校生保護者)様より最新情報の提供がありましたので、記事内容を大幅に加筆修正いたします。
秋になってから7月の全国での学校説明会での内容から大きな方針変更がありました。
<従来からの変更点>
・完全中高一貫化と共学化などに伴い1学年定員を増員するとしていたものを、当面の間は従来通りの定員を維持する方向へ方針転換した。
・敷地外に設置を検討していた女子寮については、既存の6棟の一部(当面は1棟)を大幅に改修し、セキュリティを強化して女子寮として使用する。食事棟(楠隼ホール)は共用する。
<変更の背景>
・今後に日本国内全体で急激に進む少子化への配慮
・近隣公立中学校等への影響を最小限に留める配慮
<記事内容の変更点>
・女子受検生が全員合格となるシナリオの消滅
・男子受検生ボーダーが緩和する可能性の消滅
<新方針への対応(案)>
・募集(入塾)基準の緩和は当面見送る。
・現小5からの女子向け楠隼指導は行う。
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全国募集の公立中高一貫校「鹿児島県立楠隼中学校」は、令和8年春入学者から共学化する。
大都市圏ではないので女子受検生が大挙して殺到することはないだろうが、付近に私立を含め中高一貫校がほとんどないので、一定数が楠隼受検に集まる可能性はありそうだ。
しかも、受検料は格安だし、合格し入学しても授業料は地元公立中学と同じでほぼタダだから、とりあえず受検してみようと考える地元女子受検生が相当数いてもおかしくはない。
さまざまケースが考えられる予想レンジの中で、受検生に最も厳しい予想は次のようになろう。
「地元勢が多く参戦し男子だけでなく女子も高い倍率となる」
この場合、もともと県内外からの入寮前提の優秀な受検生に加えて、通学前提の優秀な受検生が多数参戦することになるので、男子は激戦化し、女子も相当な難易度になる可能性がある。
今は鹿児島市内など大隅半島以外にある小学校に通っているが、実家や親戚宅が楠隼近くにあるような受検生なども新たに参戦してくる可能性がある。おなじことは福岡や広島や大阪や東京などの小学生でも起きる。
もし、受検生にとって最も厳しいシナリオ通りとなった場合は、難関公立中高一貫校なみの合格ボーダーの高さになりかねない。
いずれにしても1年先を正確に見通すことは難しい。
極端なケースにならない限り「入り口はさほど厳しくなく、出口は輝かしい」という、楠隼の魅力に変わりはないだろう。
新春に受検を迎える今年度の小6は、この辺りを心配しなくてよい最後の受検生となる。
来年度以降の受検生であっても、入試総合成績の順位で定員内に入れば合格できるのだから、心配するよりも受験対策に粛々と取り組むことが肝要である。
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