[2025年1月23日]
九段中等教育学校の出願倍率が本日1月23日発表された。
A区分:2.78倍(2.21倍)
B区分:3.90倍(5.41倍)
*カッコ内は前年数値。
AB合計:3.34倍(3.81倍)
A区分(千代田区民枠)の出願倍率が上昇したが、これは入学者選抜が行われない、いわゆる地元公立中学の麹町中の人気が低下したことが影響していると考えられる。
麹町中については、前校長時代に定期テストを実質的に廃止したり評定のつけ方で同一問題で実施される小テストに何度でも挑戦できる制度など、独特な教育方針が採られていたが、今は他の地元公立中学とおなじに戻されたことで魅力が低下し、もともと麹町中への進学を予定していた小6のうち一定人数が九段A区分への挑戦に流れたと見られる。
B区分の大幅な倍率低下は、都立中に1年先んじて導入された男女合同定員により、男子合格者数が大幅に減少したことが嫌気された可能性がある。
B区分の倍率は低下したが、合格難易度は男女合計の全体では、前年並みか若干の上昇を予想する。
九段は今年度の高2生(九段では5年生)が千代田区内の都公立高校の中でトップレベルの模擬試験成績にあり、今年度の高3も先週実施された大学入試共通テストの成績集計の速報が良好であるなど、今後にさらなる大学合格実績が期待されるため、来年度以降はさらに合格難易度が上昇する可能性がある。
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