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三田学院

[2025年2月9日]

【楠隼中】合格指導の総括と展望

時期的には少し早いかもしれないのですが、新年度度体制に移行して多忙になる前に、忘備録の意味を兼ねて、楠隼中合格指導の総括と展望を記しておきたいと思います。

今年度、楠隼中を第一志望する受検生が、そろって合格してくれたことで、合格指導の精度を確認できたことは、大きな成果であったと考えています。

一方で、想定していた合格ボーダーは、出願倍率と受検倍率が大幅に上昇したにもかかわらず、例年よりも若干ですが緩かったように感じています。

これは、男子校であるから志願する強者男子受検生が若干ながら減少したからではないかと推定しています。ストレートに言えば、共学化をよしとしなかった強者男子受検生が若干ながら受検を見合わせたのではないかということです。

一方で、共学化や完全中高一貫化をめぐり、テレビや新聞などの報道機関がさかんにニュースを流したことで認知度が上がったことが、倍率上昇の要因であったと推定しています。

次の入試、つまり令和8年度入試からは、女子が受検できるようになること、通学生も受検できるようになること、そして合格定員数は据え置かれる予定であることから、例年よりも倍率は上昇する可能性が高いです。

しかし、何度も申し上げているように、倍率と難易度はリンクしません。

倍率が低くても優秀な受検生が多く志願すれば難易度は高くなりますし、倍率が高くても優秀な受検生が少なければ難易度はそれほど高くなりません。

楠隼の来年度の難易度を予想するにおいて重要な推ファクターとなるのが、どれだけの人数の優秀な女子受検生が参戦するか、そしてどれだけの人数の優秀な通学圏男子受検生が志願するかによります。

そして、それ以上に重要なファクターは、通学圏受検生が通塾できる範囲に、楠隼中合格指導ができる塾があるのかどうかという点です。

鹿児島県内には公立中高一貫校が2校あります。もう一校は鹿児島市立鹿児島玉龍高校附属中学校で、薩摩半島の鹿児島市内にあります。

鹿児島市内にある玉龍中対策塾が大隅半島にある楠隼中対策指導にどれだけ参戦するかにもよるかもしれません。

ただ、地元大手塾にとっても定員の小さい楠隼中受検指導に参入することは容易ではないかもしれません。特に初年度は収益的には採算割れを覚悟しなければならないでしょう。

どこかの大手塾のように、高校受験生の青田買いを事実上の経営戦略とするなら、つまり大量に不合格者を出すことで収益をあげることが目的なら、参入や出店はありうるでしょう。

しかし、中学受験が盛んでない地域で、どれだけの受検生が本格的な通塾をするかは不透明です。「塾なし」で受検を目指すケースも多くなりそうですし、通塾したとしても週末講座や直前対策講座のみというケースが多くなる可能性もあります。

小6楠隼中対策特別講座の募集開始時期と募集締切時期を新小6までとしたのには、合格させる上での戦略的な意味があります。週末講座受検生や直前対策講座受検生に競り勝たせるためです。

もちろん、楠隼中合格を目指す「鉄板層」に並んで合格を目指すには「楠隼中合格コース」での対策がお勧めになります。

楠隼中の学内上位層は、東京大学や、国立大学医学部医学科や、旧帝国大学や、早稲田大学や慶應義塾大学や、中堅国公立大学に合格していく強者ぞろいだからです。

もちろん、なんとか確実に合格できればよいといのであれば、こうした「鉄板層」に並ぶ必要はありません。「にわか受検生」のすべてに競り勝てれば、なんとか合格が見えてくるはずです。

小6楠隼中対策特別講座

この講座を開設する主旨と趣旨がここにあります。

楠隼中合格コース

このコースを開設する主旨と趣旨は「鉄板層」に伍して合格できることを目指すことにあります。その年度の難易度などの状況が如何に変動しても確実に合格を目指すコースです。

今年度楠隼中に合格された受検生の保護者の方から、パパ友やママ友にご子息を楠隼中に合格し進学させることになったとお話しをされたら、そのパパママ友は「楠隼中をもっと早く知っていたらウチの子も受検させたかった。楠隼中を知ったのが小6の遅くになってからで、対策も出願準備も間に合わなかった」と返答されたそうです。

これは中学受験が親の情報戦でもあることを裏付けることになります。

今年度に合格された受検生とその保護者のすべてから、楠隼中合格対策をしてくれる塾は、探してもここしか見つからなかったと言われました。

つまり、楠隼中に関する情報戦を制した保護者のお子さんは、楠隼中合格に向けて大きなアドバンテージを得ることになります。

情報収集に偏りはないか。

見直しをされてはいかがでしょうか。


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