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三田学院

[2025年2月12日]

良好な通知表成績に安心するな!

都内はもちろん全国の中学入試がほぼ終わり、ほとんどの受検生の方々は入学手続や制服採寸や入学者説明会で忙しい頃かと思います。

早いところでは大手塾などが入試説明会などを開催して今年度の入試結果の総括を伝えしだしているようです。

この情報を鵜吞みにされないことをお勧めします。

大手塾は都合の悪い情報はけっして開示しないからです。

今年も、公立中高一貫校を受検した塾生は、みなさんが第一志望校に合格されたので、正確には都立中が第一志望の都立中対策生は都立中に、楠隼中が第一志望の楠隼対策生は楠隼中に合格されたので、入試結果の総括は、また今年も、なぜ第一志望校に合格できたのか、なぜ合格させられたのか、を分析することになりました。

大手塾からは大人数の不合格者が出ているはずですから、本来であれば、大手塾はその不合格の原因究明を第一にすべきだと思うのですが、なぜか合格の原因を究明するという、摩訶不思議な資料になっているようです。

入試結果分析には、塾が行う公式的なものの他に、受験生ユーザーにはけっして開示されない塾講師限りの非公式なものがあります。

そうした情報もまた、この時期になると、業界内を飛び交います。

一つだけ、ご紹介しておきたい情報があります。

今年の楠隼入試では、当塾から合格したどの楠隼中受検生よりも報告書点が高い、他塾所属の楠隼中受検生が、楠隼に不合格になっているという、実に衝撃的な事実です。

報告書点が高ければ安心できるとは限らないのです。

言い換えれば、

報告書点が高ければ合格できるとは限らないのです。

これは報告書点が高くなくても楠隼中に合格できることを示唆するデータではありません。誤解のないようにお願いします。

注目すべきは、報告書点が高くても、楠隼中に不合格になった受検生がいるという事実です。

これまでにも、都立中は報告書点が満点でもバタバタ不合格になるということをご案内してきました。大手塾は合格者情報しか詳しく開示しないので、なかなか受検生保護者には取りにくい情報かと思います。

それが、楠隼中でも、証拠をもって確認できたのです。

さらに詳しく書いてしまいますと、都合が悪い人や、気分を害す人がいるでしょうから、この辺りでやめておきます。

不合格になった楠隼中受検生を悪く言っているように聞こえてしまうのは本望ではないからです。

何が言いたかったかというと、

報告書点が高ければ安心できるとは限らないことです。

言い換えれば、

報告書点が高ければ合格できるとは限らないことです。

大量の不合格者を輩出する大手塾は、報告書点が芳しくない受検生を抱えているから不合格者を大量に排出しているのではなく、合格指導が十分ではないから、不合格者を大量に出しているのです。

通知表成績が良好だから、近くの大手塾に席を置いてさえいれば、最終的には合格できるはずだと考えるのは、大変に危険だということです。


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