[2025年2月20日]
体験授業やお問い合わせで、しばしば募集基準が厳しくて入塾できないというご相談を受けることがございました。
体験授業やお問い合わせのご連絡をいただく前に、ホームページのコース詳細をご覧になられて、断念された方も相当にいらっしゃったのではないかと思います。
そうした方々のご要望にお応えすることもまた、受検指導の使命と考えてはいました。しかし、どのように対応するのが適切かを考えあぐねていました。
熟慮の末「オープン・コース」(仮称)を開講することで、そうしたご要望にもお応えできるのでないかと、考えるようになりました。
今年度に全国募集の公立中高一貫校「楠隼中」に合格したすべての受検生が、「楠隼中合格コース」の募集基準と募集期限のいずれかか、どちらも満たしていなかったことが、「オープン・コース」開講への不安を払しょくしてくれました。
思い返してみれば、都立中や楠隼中に合格された塾生のほとんどが、募集基準や募集期限を満たしていませんでした。そうした条件下で合格率100%を続けてきたことは、不必要に己を追い詰めるだけでしかなかったと反省しております。
「オープン・コース」では「合格コース」の募集基準を大幅に緩和するか撤廃をして、ご希望者を受け入れたいと考えています。
指導可能な人数には限りがありますので、オープンコースは「先着順」とします。
都立中オープンコース学年定員:先着3人
楠隼中オープンコース学年定員:先着4人
合格コースで入塾する受検生は、小3の2月など新小4からが多いですので、合格コースで指導可能人数上限数が早期に確保できましたら、オープンコースの募集は募集期限前であっても終了することがございます。
オープンコースの募集期限:小5の6月(6月20日)
*都立中合格コースと楠隼中合格コースには学年定員は設けていませんが、これまで都立中合格コースと楠隼中合格コースの合計で3人を超えることはありませんでしたので、今後も合格コースには定員を設けない予定です。小5の6月である募集期限はそのまま残します。
*合格コースの学年別在籍生人数が5人を超えた場合には、先に私立中コースの募集を締め切らせていただき、次にオープンコースの募集を締め切らせていただき、中学受験生の学年合計人数を調整します。
*もしご希望者が絶えない状況になりましたら、高校受験生(中学生)や大学受験生(中高一貫生や高校生)の募集(人数)制限を行なうなどをして可能な限り対応いたします。
さて、都立中の大手塾などの合格率は、近年の出願倍率低下を受けて上昇してきているかと思いますが、実質合格率は30%程度もあるかないかで、合格者をいろいろな手段でかき集めても40%程度ではないかと推察しています。
大手塾などの合格率が実質で50%を確実に超えることは、出願倍率が4倍近い状態では、数理科学的な推計では難しいかと思います。
オープン・コースでは、募集基準の大幅緩和または実質撤廃した制約条件下でも、高い合格率を目指します。これまでのように合格率100%や累積合格率100%の完遂は難しいかと思いますが、全員を合格させる目標は捨てません。
大手塾を大幅かつ明確に上回る合格率の達成を目指します。
目標合格率:65%から80%以上
80%:受検生5人のうち4人以上の合格で達成
65%:受検生6人のうち4人以上の合格で達成
都立中受検生が3人を超えた年度は過去にありませし、楠隼中受験生が2人を超えたのも今年度が初めてでした。今年度の公立中高一貫校への合格者数は6人ですが、都立中と楠隼中の重複合格者はいません。6人がそれぞれが公立中高一貫校1校に合格しました。
大手塾の1教室あたり受検生人数で換算しますと、
80%:受検生30人のうち24人以上の合格で達成
65%:受検生30人のうち20人以上の合格で達成
中規模塾の1教室あたり受検生人数で換算しますと、
80%:受検生10人のうち8人以上の合格で達成
65%:受検生10人のうち7人以上の合格で達成
となります。
比較参考のために、大手塾の教室がしばしば合格者数として発表している人数で検証してみますと、次のようになるかと思います。
教室からの受検者総数30人で、うち6人が合格 → 合格率20%
目標合格率の65%から80%が、どれだけ高い目標であるかを、直感的にご理解いただけるかと思います。
これから、ホームページにコース紹介のページを作成し、ホームページに公開してまいります。
ご期待ください。
にほんブログ村