[2026年4月2日]
かれこれ6年〜7年ほど前に都立小石川の入学難易度が異次元に難化したことについて書いた。
都立小石川のホームページに令和8年度の大学合格実績が公開されているが、ちょうどその合格実績が異次元難化が意味することを如実に表している。
東京大学:25人合格
うち医学部(理科三類):2人合格
京都大学:09人合格
一橋大学:08人合格
科学大学:07人合格
ここまでで49人である。
国公立医学部医学科:14人合格
私立大医学部医学科:18人合格
国公立大学医学部医学科の14人には東京大学の2人が含まれるので調整の必要がある。
東京大学25人+超難関国公立大学14人−調整2人=37人
防衛医科大学校医学科は国公立大学とは日程が違い重複合格が可能なのでこれも調整が必要である。係数を0.5として2人を調整しておく。
東京大学25人+超難関国公立大学14人−調整4人=35人
都立小石川は1学年の入学定員が160人しかいない。
つまり、入学者の5分の1(20%)以上が、東京大学もしくは東京大学相当の難易度の大学に合格したということになる。
これに京一科を加えた東京一科+国公立医とすると、調整後であっても58人となり、全体の40%近い人数が超難関国公立大学へ進んだことになる。
東京大学25人+国公立大学医学部医学科14人+京一科24人−調整5人=58人
都立小石川は1学年の入学定員が160人しかいないため、都立日比谷の320人の50%、開成の400人の40%の母数であることを調整して比較しなければならないが、これはみなさんで計算していただきたい。
早稲田大:105人
慶應義大:051人
上智大学:045人
東京理科:081人
私立医医:018人
合計:299人
私立大学は平均すると3学部程度に重複合格することが多いので3で除すると99人になる。
難関私立大学:99人
国公立大学:84人
卒業生の過半数以上が、国公立大学もしくは難関私立大学に合格したことになる。
この人数や比率は他の都立中高一貫校の追随を許さない。
都立中高一貫校はどの学校であっても難関校であるが、その中でも都立小石川は一線を画した超難関校であるという認識を持っておくべきだろう。
都立小石川が異次元難化する前の難易度かそれ以上の難易度に、今や残りの都立中高一貫校も並んでいることも忘れてはならないだろう。
都公立中高一貫校の実態に詳しくない塾関係者が、都立中高一貫校の人気にかげりがあると評するのは表面的な分析しかできないということの証しにしかならない。そうしたコメントには耳を傾けるべきではない。時間のムダであるし判断を誤る。
出願倍率が下がり3倍程度で落ちついてきているのは、平凡な小学生はもちろん、かなり優秀な小学生であっても合格できるような学校ではないことが十分に認知されただけにすぎない。
倍率が下がっても難易度はむしろ上昇していることに気がつかないようでは合格の見込みはない。
都立小石川に魅力を感じる受検生親子は、都立小石川でなければならないのか、都立中高一貫校であればよいのか、よく検討してみるべきであろう。

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