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三田学院

[2026年4月3日]

【楠隼】異次元難化で難関校化

楠隼の令和8年度入学者の選抜試験は事前予想を遥かに超える難化となった。

共学化して女子が参戦可能になり、入寮しなくてもよくなったことで通学勢の参戦可能になったことで、これまで競うことがなかった優等生とも闘うことになった。

東京試験会場には約30人が集ったが、その中からの合格者は5人のみという恐ろしいほどの激戦となった。

全体としての出願倍率が3.25倍でありながら、東京試験会場の実質競争倍率が約6倍となったことは注目すべきでことである。

共学化と通学可で合格ボーダーが大きく上方に動いたことは容易に想像できるが、出願倍率の実質2倍の厳しさとなったことは容易には想像できない。

これは仮説になるが、東京試験会場には楠隼の例年の難易度を十分に熟知した受検生が多く集まったと考えれば説明がつく。

東京や首都圏の中学試験は十分に効率的(経済学的に)であり、楠隼を第一志望にしたり、楠隼を滑り止めにしなければならない受検生は、そもそも集う可能性が高くない。

つまり、東京試験会場には楠隼であればなんとか合格できそうだと考えた受検生が多く集まった可能性があるということだ。

そうした中、難易度が大幅かつ急激に上昇した。それにより多くの受検生が合格ボーダーを越えられず涙を呑むことになったのだと分析すれば説明がつく。

幸運にも、こうした中でも合格者を輩出できたので、どれくらい難易度が上昇したのか実態を把握できる。

ノウハウにも関わることなのでここでは書けないが、公立中高一貫校受検における「楠隼」の立ち位置を大きく見直さなければならないほどの変化だったということはお伝えできる。

今後しばらくは、都立中高一貫校にはどこにも届きそうにないから、楠隼を第一志望にするという構えでは、ほぼ合格はないと考えて臨んだ方が懸命である。

むしろ、都立中高一貫校と同じような難易度の公立中高一貫校を併願できる、つまり一発勝負ではなく2回のチャンスを生み出せるというメリットを明確に意識して、都立中高一貫校と併願する戦略が最もふさわしくなるだろう。

都立と楠隼のどちらにも合格できたらより好きな方へ入学すればよく、都立か楠隼のどちらかにしか合格できなかったら合格できた方へ入学すればよい。

もちろん、楠隼を第一志望にして私立中高一貫校を併願するという選択は残る。楠隼と併願する上で相性が悪くない有名や名門の私立中高一貫校は校数は非常に少ないがあることはある。ただ、出題傾向が少しでも違えば負担が大きく増えるし、二兎を追うことの愚かしさを具現することになりかねないので、公立中高一貫校の最適な併願先は受検する公立中高一貫校の出題傾向に近い「適性検査型入試校」となることを忘れてはならない。

欲張らなければ手に入れられたモノを、欲張ったことで逃してしまっては、長年の苦労が報われない。つまり、もっとも愚かな失敗をすることになる。


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