[2026年4月3日]
教育系ネット記事や教育系ネット掲示板では東京大学の合格者人数で高校や中高一貫校を評価する風潮が強いように思う。
多くの人が東京大学の合格者数に関心があると考えた方がよさそうだが、東京大学の入学定員は約3,000人なので、出願倍率を平均で3.3倍だと仮定したら最終的に関われるのは約9,900人と1万人程度でしかなく、全国の同一学年約100万人だから、その1%でしかないことは忘れてはならないであろう。
90%以上の人が東京大学への合格には関われないのである。
また、東京大学に合格者を出している中高一貫校や高校に入学できたとしても、その学校の全員が東京大学への挑戦状を手にしたことにはならないことも理解しておくべきだろう。
東京大学を卒業した人は卒業後にさまざまな分野へ進むことになる。これは他の大学でもおなじことで、それぞれの分野に進むために東京大学である必要は必ずしもない。
一方で、医学部医学科は卒業後はほとんどが特定の分野に進むことになる。実は医学部医学科への合格者数や進学者数に関心がある人も一定数いるということも知っておくべきだろう。そうした人には東京大学の合格者数はさほど意味を持たない。
おなじことは、最近人気を集めている航空機パイロット養成学科やコースに関心がある人にとっても言える。
将来に小中高校の教員を目指す多くの人にとっても東京大学への合格者数はさして意味を持たない。
それでも一定数ではあるが東京大学への進学に強い関心をもつ人がいることは事実である。ただ、どの学校に進めば東京大学への合格が近づくかという切り口には少し違和感を感じずにはいられない。
東京大学に2桁以上の合格者を出す高校や中高一貫校で学んだ人なら分かってもらえるかもしれない。その学校に入学しても全員が東京大学に進学するわけではないからである。
東京大学への合格に強い関心があるなら、どの中高一貫校や高校に進むかよりも、鉄緑会に入会できるかどうかを検討したほうがよいように思う。鉄緑会は東京大学合格率では圧倒的なポジションにある予備校である。
鉄緑会は入会試験が免除さする中高一貫校を指定しているが、入会試験を突破できればどの中高一貫校の生徒であっても鉄緑会で学ぶことができる。
ただし鉄緑会のシステムは原則として中高6年間で東京大学を目指すものなので6年間の予備校費用を覚悟しなければならない。
私立中高一貫校の6年間の学納金(約600万円)と鉄緑会の6年間の予備校代(約400万円)を合計すると1,000万円近い総額がかかることは無視できないであろう。
私立高校授業料実質無償化で一部は回収できるとしても、実質無償化が全額無償化ではないことを加味すると焼け石に水である。
その点、学校は公立中高一貫校に通い、入会試験をパスして鉄緑会に通えば、指定校である私立中高一貫校に通いながら鉄緑会に通うよりも大幅に費用を軽減できる。おそらく半分以下になるであろう。
ここで、費用の観点からは「都立中高一貫校」+「鉄緑会」を最強の選択として提案したい。
もちろん「東京大学か医学部医学科を目指す人」に限定した提案である。
大学進学後も相当な期間に渡ってかなりの金額の学費負担があるから、東京大学以外の超難関大学を目指す人にとっても「都立中高一貫校」+「鉄緑会」は最強になりえる。
現実的にはそこまで目指さないのであれば、
「都立中高一貫校+高3での1年間の塾・予備校」
もしくは
「都立中高一貫校+6年間の相応の塾」
これが最強であろう。
東京大学に進学できなければ人生で成功できないわけではない。
医学部医学科に進学できなければ人生で成功できないわけでもない。
例えば、私立大学の民間航空機パイロット養成コースに進学するという選択肢もある。その場合は大学入学後の学費がかなりの額になるので、中高6年間は公立中高一貫校に通うことが大きな節約にもなる。
その意味でも、
「都立中高一貫校+6年間の相応の塾」
これが最強となろう。

![]()
にほんブログ村
![]()
にほんブログ村