[2015年2月17日]
パリ高等師範学校出身でパリ経済学校教授の経済学者トマ・ピケティ氏の『格差社会』に関する研究が注目されています。書店では特集記事を組んだ雑誌を見かけます。2011年の「ウォール街を占拠せよ」の運動に影響を与えたとして脚光を浴びました。彼の理論を要約すると「格差を生む原因は、投資収益率(r)>経済成長率(g)にある」になると思います。資産家の資産が生む収益率が、経済成長率(賃金上昇率と言い換えられるかもしれません)を(大きく)上回ることによって格差が生まれる(生まれた)ということを表しています。とても単純な不等式ですが、奥深いですね。(も)