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三田学院

[2016年3月11日]

「ら」ぬき言葉、「なので」

「ら」ぬき言葉、会話の中ではよく耳にします。しかし正しい日本語ではありません。作文指導をしていて、まず目に留まる訂正対象です。入試作文では使ってはいけません。

誤:「食べれる」 ⇒ 正:「食べられる」

次に、最近良く耳にする「なので」。正しく使われないケースが増えています。子どもたちの作文にもよく登場します。これも入試作文では使ってはいけません。

誤:「雨が降っていました。なので、家の中で遊びました。」

「なので」は接続語ではありません。本来「○○なので、□□。」と、何らかの言葉に続いて使われるのが正しい使い方です。

正:「雨が降っていたので、家の中で遊びました。」

おなじく「けれど」。これも接続語ではありません。「○○だけれど、□□。」と使ってください。

誤:「お腹は空いていませんでした。けれど、おやつを食べました。」

正:「お腹は空いていなかったけれど、おやつを食べました。」

入試作文や論述では、正しい日本語を使ってください。採点するのは採点官です。お友達ではありません。