[2013年7月9日]
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勉強をする上で大切なのは、
「人は忘れる動物だ」
ということを完全に認めることです。
そして、
対策を練るために、
脳の仕組みを知る必要があります。
その脳の仕組みを知るのに参考になるのが
記憶力に関する忘却曲線というものです。
そのなかでも、
ドイツの心理学者であるエビングハウス発表した
「エビングハウスの忘却曲線」
というものが有名です。
このエビングハウスの忘却曲線によると、
普通の単純暗記であれば、
1回覚えたと思っても、
1時間後には56%、
9時間で64%、
1日たつと約70%忘れる言われています。
ではなぜ人は長期的に
覚えることができるのかというと、
繰り返し覚え直しているからです。
そのことによって、
記憶は強化され、
忘れにくくなっていきます。
例えば、
今日あった出来事を思い出すだけでも、
その出来事に関する記憶が強固になります。
これがまさに復習の効果です。
この脳の仕組みを
勉強に利用してやればよいということです。
そこで、
脳のメカニズムを利用した
復習の仕方をご紹介します。
いくら復習が大切だといっても、
ただ単に何回も覚え直すのも良くありません。
1時間に5回、6回繰り返したところで、
そんなに記憶は強化されないとされています。
記憶があやふやになり始める頃、
つまり、
忘却率が50%ぐらいに達したあたりが
よいとされています。
すると、
その記憶は強化され、
次に忘却率が50%ぐらいに達するまで2、3日かかり、
またそこで覚え直すと、
さらに2、3週間は持続、
その次に覚え直すと2、3ヶ月・・・
というように記憶が強固になり、
忘れにくくなります。
つまり、
短期記憶を長期記憶に変えることが
できるということです。
ポイントは
「忘れるころに覚え直す」
ことです。
この規則にのっとって復習の周期を考えると、
まず、
最初の復習はその日の夜、
そして次の日の朝などがよいと思われます。
その次は
1週間後、
1ヵ月後、
3ヵ月後
というサイクルで
十分忘れない記憶になると思います。
このサイクルのタイミングは
自分で探してみたらいいと思います。
忘れる速度は覚えたときのインパクトや
集中度などによって変わるからです。
例えば、
2回目の復習を1週間後にしたときに
殆ど覚えているようなときは、
次回から2回目の復習を2週間後にするなど、
サイクルを伸ばしてもよいと思います。
しかし、
重要な点は、
「忘れるころ」
であって、
完全に忘れてしまったものは、
覚え直しても最初のときと
効果はかわらないみたいです。
ですから、
1回目の勉強内容を
1ヶ月もなにもしないでおくと、
忘れた部分は1から出直しとなる、
とされています。
そして
学習後にほんの数分、
大切なポイントだけでかまわないから、
復習すると記憶の定着が格段に違います。
一度習ったことを
忘れてしまう人は、
ぜひ、
今日の復習方法を参考にしてください。
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