[2013年7月20日]
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小論文について
私の所に相談に来る人の中で、
これができていない人というのは大抵、
与えられたテーマ、
課題に対し、
思いついたままに手を付け始めている人が多いです。
そういった文章というのは、
ふくらませ方がわからないからでしょうか、
結論が見えていないせいでしょうか、
ほとんどの場合で
何を言いたいのかがぶれてしまっています。
結局、
結論として何を伝えたいのかが
わからなくなってしまっているのです。
これは、
実を言えば数学の思考についての話と
ほぼ同様のことが言えるのです。
与えられたテーマの中で、
何が問題となっているのかを
分析することができていないため、
何について言えばいいのかを
考えることができていないのです。
小論文の時は顕著ですが、
与えられたテーマに対し、
それ自体が問題となっているとは限りません。
例えば、
森林の減少についての話であれば、
そのことが確かに問題ではあるのでしょうが、
その根幹である、
森林伐採の方に焦点を当てなければ、
その問題に対しての解決が見えてくることはありません。
事象にはその要因があります。
雲はただあるのではありません。
その前には海水が太陽光によって温められ、
蒸発するという要因がなければならないのです。
定期テストの点数が良いという事象の裏には、
論理力、努力などの要因があるのです。
そう考えてみれば、
小論文だってやることは何一つ変わりません。
いいえ、
それだけでなく、
どんな科目にだって考えることができるでしょう。
繰り返しになりますが、
大事なことは、
目の前の問題の中には、
どのような課題、
要因があるのかを分析し、
それを解決するためにはどのような流れ、
論理である必要があるのかを考えることです。
これが見えるようになってしまえば、
皆さんの実力の向上は間違いありません。
私は、
授業を取っている生徒に必ず伝えることがあります。
常に鳥瞰超から考えること。
問題で視界を一杯にしてしまうのではなく、
俯瞰して問題を捉えること。
夏休みはしっかりとこれを意識してみてください。
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