[2013年7月23日]
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いつも、
生徒にはお話していますが、
勉強に限らず、
自分の得たい結果を得続けている人は、
逆算思考を習慣化しています。
みなさんも、
この夏休みを使って、
9月1日にはどんな自分になっているのか
明確にイメージして、
そこから逆算して毎日を過ごしましょう。
ゴールが不明確なまま、
とりあえず走り続けても、
気がつくと
「なんでこんなところにいるのだろう?」
となってしまいます。
狙い通りの結果を得るためには、
狙いから逆算してプロセスを組み立てることです。
それでは、
9月にはしっかり自分なりの勉強ができた状態という想定で、
今後の学習予定の話をしていきたいと思います。
さて、
受験まで半年を切ると、
焦りを感じ始め、
なんとかショートカットして進みたい、
と考えてしまうことが多いようです。
実際、
過去問をやればテキストはやらないでいいのか、
傾向からみて勉強しなくていい単元はどこか、
などの合格のための勉強を
「削る」
テクニックを聞かれることが増えてきます。
入試は単に身に着けた知識を使うだけのものではありません。
その問題に対して自分がどのような解決法を考えるのか、
つまり、
問題解決能力を問われているのです。
その能力を磨くために必要なのは、
知識を単なる点として捉えるのではなく、
広がりをもったものとして捉えることです。
例でいえば、
歴史上の一つの出来事に対し、
ただ
「あったことを覚える」
のか、
「その背景にあったことからの必然としての出来事」
として捉えるのかでは、
知識の質として圧倒的に違うことはわかると思います。
背景を知っていることによって、
出来事による影響、
その先に起こることなど、
他の知識とのつながりがまるで
蜘蛛の巣のように張り巡らされていくのです。
そうして得た知識は、
目の前にある課題との繋がりがあれば
その部分を次々にひっかけていくことができます。
解答はその引っかかった部分から
考えていくことになりますから、
引っかかる量が多ければ多いほど良いのです。
「削る」学習というのは、
そもそもこの蜘蛛の巣を張る起点を減らしてしまう
ということに繋がります。
単に一つの知識が抜けるだけではなく、
そこから伸びる
いくつもの糸が削られてしまうのです。
知識の網が足りていない場合、
これは皆さんも経験があると思いますが、
問題を見て、
なんとなく解き方はわかるけれども、
なぜそうなるのかは全くわかっていない、
という状態に陥ります。
このとき、
落とし穴があったとしても、
曲がり角があったとしても気付くことはできません。
結果、
途中で煮詰まってしまう、
正しい解答に辿りつけない、
ということが多くなってしまいます。
つづく
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