[2013年7月29日]
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前回に引き続き、
古文の勉強のポイントについてお話します。
(2)古文単語を扱うときの考え方
あくまで一つの考えですが、
大学受験において、
古文はあくまで国語の中の一分野でしかなく、
得点に占める割合も相対的に多くは無いです。
ですから、
古文単語の習熟に時間を割く余裕は受験生にはありません。
文系ならまだしも、
理系や国公立受験の生徒ならばなおさらです。
ですから、
できるだけ効率的に多くを覚えていきたいのです。
同時に言えるのは、
文章を読む時にどう捉えるかであって、
インプット/アウトプット
の仕方を工夫していかなければなりません。
しかしながら、
毎年、古文単語の習得に苦労する受験生をよく見かけます。
また、
「だいたい何単語ぐらい覚えればよいのか。」
と、よく聞かれます。
確たる単語数は言えませんが、
多いに越したことはないからなるべく覚えたい。
この時に、
主に次のような方法で覚えていくことが
望ましいとされています。
?単語の持つ原義をおさえて、根底にある意味をおさえること
?例文などの、ある程度まとまった文章で意味をおさえること
?類似した意味の単語はまとめておさえること
?古語→現代語だけの一方通行ではなく、現代語→古語という出し方もできるようにすること
以上の四点です。
?に関しては、
とにかく数が欲しい英単語と比べると、
一単語につき、
やや濃密な内容をおさえることになります。
ゆえに古文単語は暗記から入るものであって、
しかしすべて丸暗記ではありません。
まず単語帳に書いてある、
その単語の持つ原義や語感をおさえる。
たとえば
「あはれなり」
とは、
一言で「どんなことを表す語なのか」ですね。
また、場合によっては
現代語に通じる意味を持っていることもありますから、
その時は大きなヒントになりますが、
たいていは
「古今異義語」(現代語とは、かけ離れた意味を持つ古語)
がほとんどです。
古文嫌いな生徒はまず、
ここでわずらわしいからといって
単語の原義や語感をおさえようとせずに、
単なる暗記に走ってしまうので注意。
結果的に、
文脈に即した判断ができなくなってしまう、
という症状に陥ることが多いです。
つづく
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