私立高校の受験制度について
推薦入試について

現在、都内私立高校において受験できる推薦試験は単願推薦(A推薦)だけとなっています。これは、第一志望校である私立高校のみを受験する形となり、上位校を除いてほぼ確実に合格となります。内申点(素内申)を基にして推薦基準が設けられおり、学校によっては英検・漢検の所持級によって推薦基準が緩和されることがあります。選抜方法は学校によって異なりますが、面接や作文、適正試験(英・国・数の筆記試験)などによって選抜されます。なお一部の上位校においては、推薦入試を実施していない学校もあります。
一般入試について

原則として内申点は考慮されず、筆記試験(3科目)の結果によって合否が決められます。受験基準については特に設けられていません。なお、高校によっては第一志望の場合に筆記試験の得点に加点される場合もあります。
併願優遇入試について

一般入試の1つの形態で、素内申において基準を満たしている場合に筆記試験の得点に加点をすることで、合格基準に満たない場合でも合格となる入試形態です。現在の受験システムにおいては、最も有効なスベリ止めの手段となっています。併願優遇の基準としては、単願推薦の内申基準から+1〜2程度となっていることが多く、中学校からの推薦が必要となります。なお、高校ごとに公立併願のみ(第2志望)の学校と、公私併願可能(第3希望)な学校とがあります。
志望校を選ぶ際のポイントについて
学校見学について

学校見学については、早い時期からなるべく多くの高校を見るようにしてください。初めのうちは高校のレベル等はあまり考えずに、興味のある学校を見て周り様々な高校の雰囲気を感じてください。できれば、1学期と夏休みの間に興味のある高校については一通り見学をするようにしてください。
2学期以降については、志望校候補の学校の文化祭などに行き、志望校を決定していくようにしてください。
志望校を選ぶ際のポイントについて

志望校を選ぶ基準については、レベルや部活、制服、校風、立地、進学状況などそれぞれあると思います。志望校選びで失敗しないためには、1つの基準だけで決めるのではなく様々なことを総合的に考えて決めることが大切です。そのためにも、志望校とする高校については、何度も見学するなどしっかりと学校について知るようにしてください。
志望校決定の時期について

志望校の最終的な決定については、12月に行われる学校の先生との三者面談において行われます。このときに、推薦や都立入試の基準となる2学期の内申点が分かり、それを基に推薦の要否や併願優遇等について決めることとなります。よって、遅くとも11月の中旬までには、ある程度志望校を固めておく必要があります。
都立高校が第一志望の生徒さんも、私立高校の受験のほうが都立高校の受験より早く行われてしまうため、万が一都立高校に不合格だった場合、そこから私立高校を探してもすでに試験が終わっている学校がほとんど、という事が起きてしまいますので、併願優遇制度を利用し、私立高校を1校決めておくべきだと思います。
生徒体験記
合格体験記

志望校の試験によく出る問題を中心に教えてもらっていました。また、面接の練習もよくしてもらい、自信を持って受験に臨むことができました。
第一志望校に合格できたので本当によかったです。合格後も高校内容の予習を進めることができたので、入学後もしっかり授業についていくことが出来ています。
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