[2010年10月16日]
個別指導でも、集団指導でも、学習にとって重要なのは予習よりも復習だ。
以前にも書いたが、宿題は復習ではない。
復習は、授業や個別指導で理解した内容を、同じ問題でもいいので、自分でもう一度、解き直しをしてみることだ。もし、全部解いてしまっているのなら、少し数字を変えて、挑戦してみてもいい。
これをできるだけ、早い時間に行うと、授業内容の定着度が、ぐんと増す。逆に、復習を行わないと、よっぽど基本的な内容でない限り、次回の授業で、かなりの部分を忘れてしまっていることになる。
それだけ学習にとって、重要な復習だが、中学受験生の場合、授業がかなり遅くなることと、また、睡眠時間を確保することを考えると、当日中に復習の時間を多くとることは難しい。
そこでおすすめなのが、「10分問答、10分復習」だ。授業を終えて、帰宅したら、すぐにお父さんか、お母さんと、授業で学習したことを10分くらい話し合う。そして、その後、算数や理科の1分野など演習が必要なものは例題だけでもいいので、解き直しをしてみる。国語や社会は話し合うだけでもいい。
これを当日中に行うだけで、定着度はかなりアップする。また生徒がどれだけ授業を理解しているかをチェックすることもできる。後は週末、時間が取れるときに、復習か、宿題をすればいい。
実際、保護者にこれを行ってもらうと、生徒の定着率が上がる。
おすすめです。