[2010年10月22日]
今年4月に港陽小学校と港陽中学校が合併し、港区初の小中一貫校である「お台場学園」が誕生した。
一見すると、フジテレビのバラエティーか夏休み中のイベントか、という名前だが、キャリア教育を取り入れた意欲的な教育を行っているようだ。
お隣の品川区は小中一貫校のパイオニアで、すでに4校の学校が一貫校化している。学習内容も、普通の公立小学校に比べると、カリキュラムのスピードや課題の多さなど、大きく上回っている部分が多い。
また、小学校から、中学校のような定期試験を実施することで、生徒間の学習意欲を喚起していることも見過ごせない。
小学校時代に、基礎的な学力をしっかり定着しておくと、中学校に入学してからの学習に大きな差がつく。それを学校という毎日通学する場で、しっかり行っているのと行っていないのでは、当然、その差はますます大きくなるだろう。
港区初の小中一貫校が、これからどのような学習を行っていくのか、教育に携わるものとして、見守っていきたい。