[2009年9月11日]
ちょっと古いかもしれないが、「東大合格生のノートはかならず美しい」という本を買った。
最近流行っているコクヨのドット入り罫線ノートの基になった本だ。書店で見かけて、気にはなっていたのだが、買う機会を逃していた。今回、参考書・問題集の買い出しに行って、目についたので、ついでに購入してみた。
東大生200人のノートを参考にして、彼らに共通するノートの使い方7つの法則を導き出しているが、この法則は割と一般的で、学習方法の指南書としては、少し物足りない。ただ英数国のノートの使い方が最後にまとめられており、これは中学生や高校生の学習方法の参考になるかもしれない。
どちらかというと「ノート」というキーワードで、東大生の勉強方法や大学受験に対する取り組み方などを紹介した本という感触だ。
実際、教室に置いておいたこの本を高校受験生達が代わる代わる読んでいた。彼らにとって、まだ身近に感じられない大学受験を感じ取るいい機会になったようだ。
私や講師たちも授業中に話しているが、中学での勉強が、どこに通じているのか、時に視点を遠くに変えて、自分の位置を見直すことも必要である。
「東大合格生のノートはかならず美しい」
出版社:文藝春秋
著者:大田あや
ISBN:978-4-16-370620-7