[2011年9月9日]
確かにキワものだが、使い方を誤らなければ、案外、いいかも。
書店の参考書売り場をチェックしているときに、平棚に山積みになっていた。あまりのキワものぶりに、苦笑しながら、出版社を確かめると、「Gakken」の文字が!
ちょっと涙目になりながらも、何冊かを購入してみる。
表紙や、中身にも、アイドル達の写真がふんだんに使われており、見た目は邪道だが、内容は思ったよりも、しっかりしている。
80ページ弱の薄さで、中学の全内容を取り扱っているので、もちろん、これですべてOKと言うわけにはいかないが、必要最小限の内容は、割としっかりまとまっているので、試験前に内容をざっと確認したり、高校受験用の理科・社会・国文法などの知識の総まとめとしては、結構使える気がする。
特に、国文法は、例文がすべてAKBにちなんだものになっていて、抵抗なく学習が進められる。国文法の勉強は、内容になじみが薄く、自習だととっかかりにくいのだが、これならば、AKB好きな子はやる気が出るだろう。
実際、中学生の女の子で、頭は悪くないのに、教えられたがり屋で、なかなか自習ができない生徒が、このシリーズを見せたら、「AKBが大好き!」ということで、自習時間にしっかり集中して勉強していた。
あとでテストをしてみても、しっかり覚えているので、やはり好きな子には効果が高いかもしれない。何でも使い方なのだと、再認識した次第である。
中学生5教科、小学生算数・国語の2教科の計7冊がシリーズになっている。
勉強になかなか集中できず、AKBが好きという生徒におすすめです。