パソコン版を見る

みなと学院
田町校

[2009年12月7日]

計算ミスの多い子(1)

小学生や中学受験生を指導していると、考え方は理解しているのに、計算ミスが多く、なかなか答えにたどり着けない子がいる。

計算ミスの多い原因はいくつかあるが、その大きな要因の1つは字が汚いことだろう。

計算ミスの多い子の字は下手というレベルではなく、数字の大きさがばらばらだったり、桁がきちんとそろっていないのだ。

そういう子を見ていると、鉛筆をきちんと持てていない場合が多い。なかには握り込むようにして持っている生徒もいる。

最近は、学校であまり指導しない場合が多いようだが、鉛筆の持ち方は非常に重要だ。きちんとした持ち方をしないと筆圧のコントロールが上手くできず、極端に濃くなったり、逆に極端に薄くなってしまう場合がある。

筆圧が強すぎると、手がすぐに疲れてしまい、なぐり書きになってしまったり、書くこと自体が嫌いになってしまったりする。また、字の大きさがコントロールできず、算数や数学で、緻密さが無くなってしまう場合もある。

もし、あまりに字が汚かったり、書くことをいやがる子は鉛筆の持ち方をチェックした方がいいだろう。