[2013年5月19日]
土曜日に続き、本日も、港区立中学定期試験対策テストゼミ開催中です。
高校受験生、中学2年生はもちろんですが、中学1年生が、とても集中しています。勉強する姿勢ができているんですね。
この前まで小学生だったにも関わらず、試験前の長時間の対策にもついて来られているし、きちんと解説を聞くというスキルが身についている。そんな生徒が多いのです。
これはとても大切なことです。
小学校から中学校に進学するときに、勉強の仕方が大きく変わります。宿題のやり方、学校での勉強の関わり方、また試験対策の方法など…。それに対応できないと、学校の最初の勉強でつまづいてしまいます。
中学1年生だから、そんなに勉強は大変ではないだろう、2年・3年になってがんばればいいや、という風に思っている生徒がいます。しかし、実は中学1年生の勉強は、とても大切なのです。
数学では、正負の数から文字式の扱い、方程式までの基礎計算の処理をしっかりマスターしなければ、今後の数学の勉強で、計算処理の正確さ・スピードに大きな差が出てしまいます。
また、英語でも単語への慣れ、また1学期後半から2学期にかけて勉強するbe動詞と一般動詞の違いを理解し、取り扱いをよく演習しておかないと、それ以降の文法事項は理解していても、基本的なケアレスミスで失点することが多くなってしまいます。
数学・英語とも、勉強の内容自体は確かに、それほど難しくはないのですが、これから勉強することの根幹、ツールになるものが多いので、ここでつまずいてしまうと、これからの学習がとても大変になってしまうのです。
理科社会は、それぞれの学習項目に関連性が少ないので、比較的後からでも追いつける教科です。ただ、学校の授業をきちんと聞くこと、そしてそれをある程度定着させておくこと、そして定期試験前に一定の対策勉強を行うことなどの習慣と、それをこなすことができる勉強力(読み書きのスピード・正しい試験勉強のやり方・勉強への耐性など)をつけておかないと、いざ高校受験というときに間に合いません。
勉強はマラソンのようなもの。とりあえずのゴールは高校受験です。志望校が一緒なら走る距離は一緒なのです。出遅れれば、人より速いスピードで走らなければ、追いつくことはできません。逆に人より速いスピードで走っていれば、余裕を持ってゴールをすることができるのです。
上記のようなことを、私は毎年、新中学生に話しています。
今年の中学1年生は、特に素直で、私の話を、しっかりと理解してがんばってくれています。勉強を通じて、彼らの目標達成に向けて、講師陣もがんばりたいと思います。
がんばりましょう。