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みなと学院
田町校

[2013年6月20日]

「わかる」→「できる」→「楽しい」

本日も、港区立中学の期末考査に向けて、定期試験対策中。

通常授業の生徒は、もう一度試験範囲の見直しとチェック、そして弱点の穴埋め。自主演習に来ている生徒は、学校ワークや、塾オリジナルの試験対策プリントを何回も解き直していく。

そんな中、英語の個別指導を受けている中2のM君。講師と、教科書の音読と書写和訳を、真剣に何回もこなしている。

この春、入会した当初は、英語が全然できず、一般動詞とbe動詞の区別もつかない、疑問文・否定文って何?という状態で、毎回英語の試験は1桁。前回のテストで、2桁にアップしたが、やはり英語の苦手意識が強く、授業も消極的だったのが、今日は、非常に意欲的に受講している。

「がんばっているね。どうしたの?」と問いかけると、

「英語がだんだんわかってきたら、楽しくなってきた。もっと点数を上げたいから…」

そうかー。入塾してから、2年生の英語と併行して、1年生英語のポイントを繰り返し、学習してきた効果が出始めたのか、と納得。M君は、苦手な英語にもかかわらず、私や講師の言うとおりに、基本的なテキストを何回も繰り返していた。それが定着しだしたのだろう。書写和訳の練習の後の問題集の演習を見ても、正答率が格段に上がっている。

講師の説明を受ければ「わかる」ことはできる。ただ、それを「できる」に変えるには、ポイントを押さえて、繰り返し演習をすることが必要になる。そして、「できる」ようになると勉強することが「楽しく」なってくる。

そうだよね。できないことを無理矢理やらされても苦痛なだけ、楽しくないよね。まずは、「できる」ようにすること。そして、「楽しい」と思ってもらうこと。そうすれば、自然と自分1人でも勉強できるようになる。

それが塾の役割で、それが、さらに学校の試験という結果に示されれば、実は生徒の人生を変えることもできる。

正直、まだ生徒全員を、そこまで導ききれてはいない。だけれども、決してあきらめずに進んでいこう。

生徒に励まされた日でした。試験まで、あと少し。右肩上がりで、がんばりましょう!