[2013年6月29日]
土曜日は、高校受験数学上級クラスの授業があります。
このクラスは、都立三田高校レベルを目指す生徒のためのクラスです。今年の中学3年生対象の数学一斉指導クラスは、この上級クラスとハイレベルクラス(都立の戸山・青山など自校作成校対策)の2クラスが開講しています。
上級クラスは、学校の進度より、少し先取りで授業を進めているため、試験明けの今日は二次方程式の計算のまとめです。
その中で、教えた「解の公式」。ちょっと扱いに気をつけなくてはならない項目です。
平方根や因数分解の利用など、いろいろな計算方法をやった後に、実はどんな二次方程式でも解ける万能の公式!という、インパクトのある登場をするために、生徒達は、ついつい何でもこれで解けばいいんでしょと思い込みがちです。
ただ、「解の公式」は計算処理が重く、また約分の処理などに手こずるため、制限時間内で解こうとすると、時間がかかり、計算ミスも多くなってしまいます。
そのために、きちんと様々な解法の特徴をつかみ、演習を積むことで、問題毎に、どの解法を使うべきなのかをきちんと判断する能力を身につける必要があります。
二次方程式は、2学期の2次関数、また高校数学につながる基礎ツールです。
高校受験だけではなく、高校進学後も見据えて、指導を行っていきます。
がんばりましょう。