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みなと学院
田町校

[2014年10月21日]

応用問題が解けないときは

こんにちは。

港区田町・三田の子供のやる気を引き出す学研CAIスクール港中央校の我妻です。

先週、御成門中学の中間考査が終わり、区立中学の中間考査は一段落しました。

ただ、11月の第3週・第4週から、期末考査が始まるので、油断はできません。期末前は、部活動の大会等の予定が入りやすいので、勉強のスケジュールを管理することが大事ですね。

さて、試験が返却されて、生徒と一緒にテストの分析をしていると、数学の点数が70点台の生徒がよくいう言葉があります。

「応用問題ができなかった」

たしかに、港区の中学校の数学は、学校のワークレベルの問題だけではなく、応用問題・発展問題が出題される割合が高いです。

ただ、そう言っている生徒が、本当に応用問題や発展問題だけができなかったのかというと、違うんですね。

そういう生徒の答案を見ると、応用問題だけではなく、基本問題も何問かミスしてしまっている場合が多いのです。

本人は、これは「ケアレスミスで、やり方はわかっていた」と言います。

では、なぜ、間違えてしまうのか?

多くの場合は、その原因は、丁寧さに欠けることによります。

解法の過程で、抜かしてはいけない式を省略してしまう、かっこを付けないなど、丁寧に処理することができていないから、ミスをしてしまうんですね。

応用問題は、一見難しそうに見えますが、学校の試験レベルの問題や都立高校の一般問題では、基本問題が積み重なっている場合が多いのです。

つまり、基本問題が

A→B

とワンステップなのに、応用問題は、

A→B→C

と階層になっているのです。

丁寧さが足りないと、いくつか処理をする過程でミスが生じ、正答できません。

試験で90点以上を目指す場合は、やはり別の視点からの見方と演習が必要となってきますが、80点を目指す場合は、基本問題レベルを100パーセント解ける丁寧さと演習量が必要となるのです。