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みなと学院
田町校

[2014年11月11日]

思考停止時間に気をつけよう。

当塾では、週末や通常授業時の空席を使用して、定期試験対策ゼミを行っています。

そのときに、生徒達に、いつも気をつけるように言っていることは、「思考停止時間を作らないようにしよう」ということです。

生徒達にとっての「試験対策」は、まず学校のワークを解くことです。

もちろん、これは正しいです。定期試験が、学校の授業の範囲から出題される以上、指定されて学校ワークや授業のノート・プリントの見直しをしっかりと行うことが、まず前提となります。

それに、最近の公立中学の成績の考査は、提出物の期限や課題内容が、そのまま響くので、まず学校ワーク類を仕上げていくことは大事ですね。

ただ、そのときに、気をつけなければならないのは、勉強中の「思考停止時間」です。

★数学や理科の計算問題を、解き方が全く頭に浮かばないのに、3分以上考えている。

★理科の公式や知識事項を覚えていないのに、とりあえず問題を解いている(そしてまちがっている)。

このような時間は、一見勉強をしているように見えても、実際は、頭が動いていない時間になります。

もちろん、数学の問題を、時間をかけて考え抜くことも、時には必要です。

ただ、それは、受験レベルの勉強の時の話で、学校の定期試験対策レベルの問題で、それほど考えると言うことは、基本問題の解法が身についていないことを意味しています。

ただ、じっと問題を見ている状態ならば、さっさと解答を見て、解き方の理解と解き直しに時間を使った方が有用です。

理科の計算問題は、まず公式の理解と暗記、そして基本演習を行ってから、ワークに入らないと、結局同じところを間違えて、終わりになってしまいます。

「勉強はしているのだけれど、点数に結びつかない」という人は、勉強中に思考停止時間がないかどうか、再度チェックしてみてください。