[2015年2月25日]
こんにちは。港区田町の学習塾、学研CAIスクール港中央校校長の我妻です。
試験勉強や受験勉強を指導していると、勉強の基本にあるのは国語力だということを改めて痛感します。
同じように勉強をしているのに、成績が伸びる生徒と成績があまり伸びない生徒がいます。
これは、
「何が重要か、何が重要でないか」
がわからないからです。
国語力が足りない生徒は、文章が読めないわけではありません。文意を取ることはだいたいできます。
ただ、「どこがあまり重要でなくて、ここが重要だ」というポイントが判別できないのです。
この原因は何でしょうか。
基本的なものとしては、「主語・述語の関係がつかめていない」「文の接続関係がわかっていない」などありますが、
大きい理由としては、
「具体」と「抽象」の変換がしなれていないことが考えられます。
たとえば社会の教科書の文章はわかりやすいように、具体的に書かれています。それを全部そらんじるのは無理ですね。
だから、結局、重要なことは何なのだ、ということをそこから抽出しなければいけません。
その作業が、「まとめる」ということです。
このまとめる力がないと、学校の授業もなかなか理解することができなくなってしまいます。
先生の話を聞いて、何が重要なのか、結局先生は何を言いたいのかを理解していかないと、ただ聞いている、雑談は面白かった、そして何も残らなかった、で終わってしまうわけです。
このまとめる力は、訓練することで、身につきます。
何が言いたいのかを集中して、聞いたり、読んだりすること、そしてまとめる訓練をしっかりしていきましょう。