[2011年3月24日]
主語と述語を読み取ることは、文章読解のうえで、大きなポイントとなります。しかし、これがけっこう難しい…。
「が・は・も」が主語になると思っていませんか。これは、あくまで‘例’です。しかし、若竹塾の生徒にも、「が・は・も」で探している生徒がいました。今日は、主語を見つけるときに考えなければいけないことを、彼らに伝えました。
その一例を
先ずは、述語を見つけることから始めます。倒置法が使われていないかぎり、日本語の文章では文末に述語(述部)がきます。ですから、述語を見つけるのは簡単です。
述語が分かったら、次に、その述語の意味を考えます。動作を表す言葉が述語なら、その動作をしている人や物が主語です。
例:明日の祭りには、近くの町からたくさんの人が参加する。
上の例文で考えてみましょう。述語は「参加する」ですね。ですから、「参加する」という動作を誰がするのかを考えれば、主語が解ります。そう「人が」が主語です。
例:約束をやぶるなんて絶対に許さない。
この例文ではどうでしょう。述語は「許さない」です。「許す」は動詞ですから、「許さない」も動作だと考えましょう。許さないと心を動かしたのは誰でしょう?いませんね。つまり、この例文では主語が省略されています。
主語がなくても文章が成立する。この日本語の特徴を理解し、主語・述語の関係の見極め方を身につけることは、とても大切です。
文章読解の基本ですし、英語と日本語の違いを学ぶ上での基本でもあります。英語と日本語の違いを意識せずに英語の勉強をすると、どこかで、大きな落とし穴にはまることが多いように思います。
主語・述語の関係、修飾・被修飾の関係、これらがよく解らないという方は、ぜひ、若竹塾王子教室に来てください。一緒に勉強をして、読解の基礎をみにつけましょう!!