[2011年8月24日]
近藤先生の日記にもあったように、解の公式などは、完全に覚えなければなりません。しかも、考えることなくすらすらと使いこなせるようにならないといけません。
とろとろ考えたり、間違えたりしてはいけないんです。
数学の計算に、“おしい”はナイ。
間違えたら終わり。
だから、“公式を覚えたら終わり”ではなく、“使いこなせたら終わり”なんです。しかも、完全に。
・・・なんですが、すべてを公式で考える人がいます。
数学ではないですが、高2の人から、生物のミクロメーターの問題に関する質問を受けました。
「ミクロメーターの公式をはっきりと覚えていないので、問題の解き方がわからない」
という趣旨です。
ミクロメーターの公式?
そんなもんあったっけ?
あれは、理屈がわかっていれば、接眼と対物の目盛りをそろえて、比をとれば終わり。
公式というほどのものではない。
完全に公式を使いこなさなければならないものと、
あやふやな公式ではなく、内容をしっかりと考えなければならないものとがあります。
中途半端はダメ!
公式を使うときは、100%使いこなす。使い切る。
まあまあ使えるは、“使えない=ゼロ”に等しい。
同じように、公式を使わずに考える時も、徹底的に考える。
そこそこ考えるは、“考えていない=ゼロ”に等しい。
勉強は、いつも、その覚悟でのぞむようにしましょう。