[2012年3月29日]
今日は暖かいですね。春らしい日です・・・が、土日はまた寒いとか・・・土曜日は、雨も降るとか・・・
桜が咲くのか心配になります。入学式のときに満開になってくれていれば嬉しいんですが。
春期講習が終わる頃、生徒の皆さんの頭の中に、理解したことが満開になっていれば、とても嬉しいです。いや、そうなるように、どんどん引っ張っていきますよ。一緒に頑張りましょう!!
さて、中3の数学では、数式の展開が終わろうとしています。置き換えを使った展開も、身についてきたようです。来週からは、因数分解に入れそうです。ここまで、かなりの練習量を積んできました。これが、因数分解でもいかされます。皆さんは気付いていないと思いますが、けっこう難しいことを出来るようになっているんですよ。
ところで、中3生が苦戦しているのが、遺伝の法則です。この種とこの種をかけ合わせたら、子どもの形質はどうなるか。この問題に苦戦しています。基本的には、表を書いて考えるしかありません。
苦戦している生徒のなかに、「親の遺伝子の違いを意識せず、どんな場合でも、同じような比で子どもの形質が出てくる」と思っていた生徒がいました。「分からない、分からない」を連発していましたが、話をしていくうちに、そう誤解していることに気がつきました。
同じものはなにか、違うものはなにか
これを的確に捉えることが重要です。所謂、学校の勉強以外でも、これは重要なことです。「この力を養うために学習をしている」と言ってもいいと思います。
この場合、同じなのは分離の法則・受精であり、それを基に表を書くということです。違うのは、場合ごとの親の遺伝子です。
違うところを違うと気付かない。これは怖いことです。学習を通じて、この力を鍛えていきましょう。
遺伝の法則は、今回の教科書改訂で中学の教科書に入りました。難しい単元ですが、【考える】ということの良い練習になります。理解するまで、諦めずに勉強しましょう。