[2012年4月4日]
若竹塾高校部木下です。
高校3年生の物理の授業です。
「動く三角台と小物体」という定番問題を扱いました。
三角台の上に小物体が乗っていて、それらが動くというタイプです。
慣性力による解法を説明した後、床から見た小物体の運動を考える解法を行いました。
慣性力による解法は、すんなりと出来ました。
けれども、“床から方式”では、運動方程式を立てる段階でつまずきます。
運動方程式を立て、さらに拘束条件を必要としますが、その最初の、運動方程式で間違いが起こります。
“「加速度」と「その方向の力」をしっかり考える”というところでの間違いです。
“慣性力方式”の運動方程式に引きずられた形を、ついつい書いてしまうようです。
まあ、“それ”を“期待”して、先に、慣性力方式を説明するんですが。
その失敗によって、ハッキリと、“慣性力方式”と“床から方式”の解法が分かったようです。
立式的には、“慣性力方式”が簡単ですが、どちらの方法も出来なければいけないので。
もちろんこれら以外の方法もあるので、それらは次回の予定です。