[2012年6月9日]
若竹塾高校部木下です。
高3化学で反応速度を扱いました。
反応速度の定義としては、「反応物の濃度の時間的変化」としてあらわされます。
数学的には、「濃度の時間微分」です。
測定的には、微分は測定できないので、有限時間での変化を測定しますが。
それに対して、「速度は、反応物のある時刻における濃度(の指数乗)に比例する」というのが、速度式の定義です。
結局、数学的には、「濃度の時間微分」が「濃度(の指数乗)に比例」するということです。
高校レベルでは、こんな感じでいいでしょう。
厳密なことは、大学で学びます。
ただ、この二つの定義(?)が混乱するようです。
おおざっぱにいえば、左辺の式は、濃度の時間変化を表すので、反応式に関係なく同じです。
右辺の式は、反応式ごとに違います。
このことがわかれば、スッキリするんですが。
とりあえず、これはクリアしています。