[2012年12月19日]
この前の日曜日に、甲子園ボウルを観戦してきました。大学ナンバーワン決定戦。アメフト好き(スポーツ全般が好きです)としては、毎年の楽しみの一つです。例年、スタンドでの観戦は寒さとの戦いでもあるのですが、今年は日当たりもよく、寒さに震えることなく観戦できました。
今年のカードは、関学-法政。甲子園ボウルで何度も戦っている両校です。白熱した戦いになりました。
その中で一つ残念だったのが、関学のエースQB畑の怪我です。数日前に足を負傷したとかで、ゲームに出てきませんでした。代わりに大役を任されたのが、2年生の斎藤。
(QBは攻撃の司令塔・中心となるポジションであり、そのプレーは勝敗に直結します)
ビッグゲームでの初めての大役、どうしても畑と比較される。ものすごい重圧だったでしょう。その中での懸命のプレーは、いい経験になったことでしょう。
先制したのは関学でしたが、終盤で法政が逆転しました。
関学の敗色が濃くなったと思われたところで、斎藤に代わって畑が出てきました。その瞬間、ムードが一変しました。
関学側のスタンドは、畑の姿を見ただけで大盛り上がり。法政に傾いていた試合の流れも、畑のプレーが一気に関学側に傾けました。フィールド上の選手の動きも変わっていました。
結果、関学の逆転勝ち。畑は、年間最優秀選手(ミルズ杯といいます)に選ばれました。
これも2年生の斎藤にはいい経験だったのではないでしょうか。この試合を忘れないことが、しんどい練習への糧になるでしょう。目標がはっきりと見えたのではないでしょうか。
また、エース不在の中でも接戦に持ち込んだチーム全体の勝利であり、チームとしても良い経験になったことでしょう。次は、1月3日のライスボウル。対戦相手は社会人3連覇のオービックです。好ゲームを期待できそうです。
さて、長く書いてきましたが、そろそろまとめを。
去年のライスボウルでオービックに苦杯をなめた関学。畑は去年からエースQBでした。雪辱を胸に頑張っているのでしょう。
苦しい体験・辛い体験を糧に、目標をもって苦しい練習を重ねることの大切さ。そういったものを教えてくれるのがスポーツだと思っています。今回も、そうしたプレイヤーから力を分けてもらいました。僕も頑張らなければ。
また、フィールド・スタンドの雰囲気を一変させた畑。僕も、彼を目標に、教室に入るだけで雰囲気を一変させる講師にならなければいけません。
頑張ります!!