[2013年7月14日]
島根旅行について、少しずつ書いていきます。
今日は、足立美術館について。
まずは、庭園観賞からスタートです。ここの庭園は、日本一の評価を受けています。
見事な造形で、圧倒されます。枯山水や、山水図を意識した日本庭園です。
季節によって、違う顔をみせるとか。僕は、冬の顔を見たくなりました。また、こんなのも。
庭の後ろの山に、滝があります。ひいたら、こんな感じ。
これ、借景ではなく、山を買って作ったのだとか。造形にかける意気込みが伝わってきます。
庭を存分に楽しんだ後は、美術品を楽しむ時間です。様々な美術品があるなかで、目玉は、横山大観のコレクションです。
社会の教科書に出てくる名前ですね。代表作の「無我」も、資料集などによく載っています。その「無我」ですが、オリジナルが三枚あるのだとか。初めて知りました。ここにあるのは、そのうちの一枚です。
あ、ここからは、写真なしです。撮影禁止ですから(笑)。
さて、その横山大観の作品の中で、僕が特に気になったのは、二枚の絵。どちらも、絵の中に日輪が描かれています。一枚は、日中戦争の最中に描かれたもの。他方は、敗戦後に描かれたものです。
戦争中に描かれた日輪は力強く、正に旭日という感じです。もう一方の日輪は、とても穏やかに描かれています。
力強い日輪を描いたときの作者の気持ちは何となく想像できるのですが、穏やかな日輪を描いた時の気持ちは想像できません。
戦争というものを体験した人にしか分からない心持ちがあるのではないか。できることなら、このときの気持ちを作者本人に聞いてみたい。
この二枚を比較しなが、こう思っていました。二つの日輪は、僕の胸から消えることがないように思います。
さて、他にもたくさんの美術品があって、紹介しきれません。文字通り、食べるのを忘れて見入ってました(昼ごはんをたべてません・笑)。それでも時間が足らず、足を運べなかった展示室があります。冬の庭を見たいという思いもありますし、また行きたい美術館です。
さて、明日は、アイスクリーム作りの日です。うまくできるかな?その様子も、この日記で紹介しますね。