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若竹塾
王子教室

[2013年8月17日]

【灘区の学習塾・若竹塾】学校の勉強

 突然ですが、夏休みもあと2週間で終わりです。皆さん、2週間なんてあっと言う間ですよ。読書感想文がまだ終わってないなんて人はいませんか?大急ぎで取り掛からないと、間に合いませんよ。提出に間に合わないからと、徹夜をするようでは意味がありません。徹夜なんて、成長が止まるまでするものではありません。


 この時期、僕は毎年同じような夢を見ます。どんな夢かって?そりゃあ、提出間近の宿題を終わらせてなくて、焦る夢です(笑)。その夢では、たいていの場合、高校生に戻っています。

 午前・午後と部活(柔道部)をしたら、宿題をする元気なんてなかったですからね。高校時代の宿題は、絶望的に溜め込んでいました。まあ、それでも、楕円形をおいかける部活よりは、楽でしたが。


 冬まで続く部活を選ぶと、その後の受験が大変です。そのことも考慮した部活選びをしなくてはいけません。とはいえ、僕も高校時代にそんなことを考えて部活を選んではいませんが。半分は勢いで柔道部に入りました。高校生なんて、そんなものですよね(笑)。

 さて、何故こんな日記を書いたのか。

 理由は2つあります。


 1つは、昨日、高3生とした会話。これから受験にむけて、どう勉強したらいいかを話しました。その中で、夏の模試では志望校E判定だったが、一念発起して猛勉強をして、志望校の難易度をあげて合格した人の話をしました。「1日10時間くらいは勉強した」、「保護者は、そんなに勉強したら体を壊すんじゃないかと心配になったらしい」等…。


 1日10時間の勉強は、そうそうできるものではありません。それを毎日続けたのですから、素晴しい精神力です。それをまねしろとは言わないが、中身のある勉強をたっぷりすれば、成績はそれに伴って上がるという話です。


 この話で引っ掛かるのは、体を壊すという心配です。僕の父の兄がそうだったらしいのです(当然、僕が生まれる前の話で、会ったことはありません)。祖母が生前、この伯父の話をしていました。後悔の思いを滲ませながら…。

 とはいえ、体を壊さずに素晴しい成果を掴み取った人もいるのです。何が正解かは、後にならないと分かりません。


 2つ目は、今日の高校野球の第一試合です。大会前から話題になっていた安楽君の投球数。今日も183球を投げました。延長ではさすがに打たれ、敗れました。疲れ、投げすぎという言葉が頭をよぎりました。将来を不安視する声も多いです。

 しかし、本人には、マウンドを他に譲るつもりは無いんでしょう。これも難しい問題です。今を頑張っている人に、将来を考えろといっても考えられないと思います。チームのためにという言葉もありますしね。


 答えはすぐに出ない。あとになってから分かる。ときには、取り返しのつかない答えだったりもする…。難しい問題です。

 

 それに比べたら、答えが用意されている‘学校の勉強’というのは、簡単だと思いませんか?

 塾生の皆さん。皆さんも、いつ答えがでるか分からない問題を何問も越えていかなければいけません。いわゆる‘学校の勉強’は、そのための練習なのですよ。