[2014年12月4日]
数学・算数の問題で、じ〜っと考え込む人がいます。
「考えてわかるんやったら、もう解けてるはずやで」
と、僕は言います。
もちろん、“考えないといけない問題”はたくさんあります。
でも、“考えている間に手を動かさないといけない問題”もたくさんあります。
例えば、
「“ある数”を3で割ると1余り、5で割ると3余り、7で割ると4余るような最小の整数は」
という問題では、高校生は数列の問題として解くでしょうが、小中学生ならば、実際に書き並べてみることです。
いや、高校生でも書き並べることをやってみるべきです。
このときに、一番、数の少なさそうな“7”の場合を書き並べてみて、それを3で割り、5で割り、それぞれの余りを書けばすぐ出来ます。
こういった問題はたくさんあります。
特に整数系の問題は、実際に少し実験してみることです。
普段、時間のあるときに、数十個書いてみて、感覚を掴むことです。