[2015年8月2日]
中3理科の「物体の運動」です。
1学期の終わりに学習しました。
この単元は多くの中学生が苦手にしています。
そして、高校生になると、“物理”という科目自体が苦手科目になります。
その結果、理系以外は物理を避けていきます。
理系でも苦手にしている人がいますが。
しかし、中学生は避けられません。
現在、夏期講習で、物体の運動を復習しています。
まずは、等速直線運動です。
等速直線運動は、一直線上を一定の向きに、一定の速さで物体が運動します。
速さ=距離÷時間
なので、「時間」分の「距離」という形を考えると、速さは“傾き”と考えられます。
よって、数学的には、縦軸に距離、横軸に時間を取ると、一次関数になり、速さが傾きになります。
という風に、物理現象を数学的に表しただけなのですが、
“速さ”が“傾き”・・・・? 何それ?
という疑問を持つ人がいます。(疑問を持つのはいいことですが)
物理的な流れに沿って進めた結果、“数学的には、そうなった”
ということに過ぎません。
まずは、物理現象を理解するということです。
それを数学の式で表すだけです。
現象が先、式は後
です。