[2016年5月16日]
最近の傾向として、
相手言っている日本語が分からない⇒
要求や状況が理解できない⇒
思い込みで勝手に違うことをする⇒
周りから不審をかって浮く⇒
自分に自信を持っているので周りを悪く思う⇒
自分の意志を伝える術(日本語力)が無いのでイライラする⇒
自分は悪くないと思っているので「絶対に」周りの忠告は聞かない⇒
周りに攻撃を始めるか、全てを無視して「思い通り」に行動する⇒
これらが「問題行動」や「学力不振」に到る一つのプロセスだと、先日のテレビ番組で見ました。
私たちも、「この生徒は日本語力が無い」と保護者にお伝えすると殆んど「そんなことは無いです。毎日会話できています」とお応えになります。
実際には「会話」は成立していません。親子だから何となく先読みできて、「〇〇なの?じゃあ△△でいいわね」で「うん」で終わり。
学校で友人との会話も「単語」や「擬音」でその場を楽しんでいるだけ。だから約束や待ち合わせも正確には話し合えない。
対策としては「正確に聞き取る」まで何度も確認する。正確に意志を伝えるまで、聞き手が勝手に口を出さない。
これらは学校では出来ません。時間が掛かりすぎるからです。
家庭での対応しか無いのです。
小学校で「英語」や「Xやyの式」を教えるよりも、国語や会話・ディベートの時間を増やさないと、このままでは日本の社会生活が成り立たなくなる可能性があります(んな、大袈裟な…)。
皆さんも周りの生徒を見て下さい。ちゃんと日本語を文章で喋ってますか?