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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2016年6月6日]

大人と子どもの定義の差?20160606

「あなた、ちゃんと聞いてるの〜?」「分かってるよう〜!」の会話をよく目にしませんか?
そして、次回もまた同じこと。
何故なら、大人と子どもの語彙についての定義が違うからです。
たとえば「聞く」です。
大人の「聞く」の定義は、相手の発する音を全て受け取って、内容・意図を自身が理解できるようにすることですが、成績下位の子ども達の「聞く」の定義は違います。
相手がいつ音を発しても、自分が聞く気が起きた所からだけ聞けば許される。必要な内容を聞き逃していれば「〇〇先生の説明は、訳分からん」と他人のせいにして放っておく。
分からない語彙が登場したら「もう訳分からん」と以後の全てを聞く気が薄れる。
自分の都合の良い内容に変更したり、自分の知っている語彙に置き換えたりしながら「何かこんな感じ…」の聞き取りをします。
だから伝えたい内容の三分の一も伝わっていればGOODです。時には(いえいえ度々でした)聞き流されていることも…。
つまり、全ては、「それで自分に実害があるか」or「怒られるか」が全ての基準です。
いかがですか?
次回以降は、読む・分かる・覚える・考えるについても考えてみたいと思います。
お楽しみに…(誰が?)