[2016年9月9日]
今日、久しぶりに自習・質問に来た中2の生徒のことです。
我教室では「授業報告書」を保護者にお送りする時に、私が全員にコメントを書くようにしています。長〜い長〜い悪口のようなコメントから「続けて頑張りましょう」程度の短すぎるコメントまで色々です。なので過去のコピーを見ると、当時の生徒の態度状態が分かって面白いです。
そのコメントで「自分の楽しみを削ってでも、今、復習に取り組まないと、受験時に取り返しがつかなくなりますよ」と書いた生徒です。
入塾時に数学がとんでもない下方の点数だったのが、前回の定期試験で50点台。今回のテストで60点台を取って来ていたのです。
まだまだ意識は小学生並で、すぐに「分からん」とか「兎に角書いて終わり」をしますが、『用語と定義の言葉を正確に覚えないと始まらない」を言い続けて、目の前に言葉を書いた紙を置いてから解かすと「あっ、な〜んだ」と簡単に解け始めました。
帰り際に「私の歴代最高点なんよ。私、何か、数学おもしろいかも」と笑顔で帰って行きました。
「あれほど言って、やっとかい」と突っ込みを入れたくなりましたが、「まあまあ、少しでも変わる切っ掛けになったのなら…」と笑顔で送り出しました。
きっちりキャンディは持って帰ってましたけど…。