[2017年3月20日]
先日に引き続き、面談や問合せ時に多く見られたことの話をします。
?私(僕は・家の子)は聞いている、です。
中1や中2(もちろん小学全般もですが)で「おとなしい」とか「休まず行っている」とか「提出物は完璧」が自慢なのに成績不振の生徒に多く見られます。
「自分で考える」とか「苦労して覚える」とか「いくつかの知識を組み合わせて利用する」とかの、大人なら当然の意識が無く、「学校で授業を真面目に聞いている。なのに成績が上がらない」と生徒には全く責任が無いように考えているようです。
毎日先生が「書け」「読め」「写せ」と言われた『作業』を適当に聞き流して、まるで「保育園のお絵かき」の様に褒めて欲しいままの中学生。そりゃぁ無理でしょう。それを保護者にお伝えすると、「いいえ、そんなことはありません。参観日では家の子は周りの生徒よりも発表できていますから・・・」と言われます。
当然です。近年の参観日は、保護者に喜んで貰うために、一度終わった単元の復習か、予行演習をしてから実施するのですから。
それを真に受けて「家の子は・・・」で自分を安心させようとしている保護者に問題が。
「ただ聞いているだけの生徒」は学校の先生にしてみたら最高に「ありがたい生徒」なのです。邪魔にならず、授業が円滑に進むからです。
勉強は「頭を動かす作業」です。
「良い子」を褒めてあげるのは小学の低学年で止めて下さいね。
ではこの続きはまた後日。