[2017年4月26日]
高校に進学した生徒が、勉強とクラブについて色々言ってきたので、色々聞き、色々指示したのですが、ことごとく逆の行動をとるので保護者と相談しながら数日苦労しました。
勉強についてですが、中学(地域ではレベルが少し低いと知られています)の勉強のやり方や難度、スピードは低いので、高校ではその3〜5倍を覚悟して実行するように・・・。間違っても、受験が終わったからと言って、遊び呆けることの無いように、そして、入学してからの日々の勉強方法も細かく指示しました。そのまま実行してくれれば1学期中に分からなくなること等無いはずだったのですが、良く良く聞いてみると「分かってるよぅ」と言いながら、ことごとく「何とかなるよぅ」と元の中学流に戻したそうです。
クラブについても「中学のクラブは半分遊び。高校のクラブは他を犠牲にしてでも優先させる程本気だよ」と教えていたのですが、「そんな事は無い。中学の先生は『クラブを頑張れば成績は上がる』と言ってたし、中学でも頑張れたから高校でも私なら頑張れるはず」と、お楽しみサークルに入る感覚で、運動部に入る意思を示してきました。
説得すると「もし、成績が下がったら止めるから・・・」との返事。
成績が下がってからでは遅いでしょ。
何のために私たちは、あれ程何度も高校への準備や意志確認を言い続けたのでしょう?
この生徒だけでは無く、何でも大人の言葉をスルーできる気持ちの幼さが近年の学力低下を招いているのですかね?