[2018年4月7日]
前回に続いて第3弾です。
中高一貫校についてです。
お父さんお母さん時代にはそんなに多くなかった私立中高一貫校。その当時なら子供は多く定員は少ないのですから、間口が小さいなりの高い偏差値を誇っていたと思います。
今でも高い偏差値と難解問題を大量に解かせ、「有名大学に何人入れた」を競っている受験校はありますが、少子化の割には新たに定員増とかで、商売っ気たっぷりの学校が増加傾向にあります。
その中の一つを例にお話しします。
お父様お母様時代には、偏差値60前後が必要だった学校。
入れただけで一つの勲章的な学校が、いまでは偏差値45〜50で入れ、定員の関係にもよりますが、偏差値40前後で滑り込んだ生徒までいます。
つまり、小学校で中以下レベルの生徒が入れているのです。
ですが、親は「〇〇中学に合格した。すごい。お前は賢い」と子供を称え上げ「もうこれで安心。〇〇学校が□□大学に入れてくれる」と、その後は手放しで子供の勉強には口を出しません。
そうすると、例えば、子供も親がそこまで褒めてくれるのだから、自分を過信し、小学時代のやり方や量を踏襲し、先生がいくら注意してもやり方や意識を変える事無く過ごすこと2〜3年。
結果は言わなくても分かりますよね。
例の生徒のように授業に付いていけなくなったとの理由で入塾したとします。しかし『私は元々出来るんだ。ちょっと歯車が狂っているだけ。聞けば教えてくれれば直ぐに上昇する』との意識と行動が、さらに成績下降に拍車を・・・。
この例の生徒だけではなく、実際に自分を過信している生徒や保護者の何と多い事か。時代も学校別偏差値も変化しています。必ず確認して下さい。
正しく行動していれば、必ず結果は出ています。
指摘や声掛けがあった段階で『そんなことはない』ではなく、『一度話を聞いてみるか』と少しだけ態度を軟化させて下さいね。
戻れなくなって、誰か得する人が居るのですか?
お金を貰っている塾でさえ、出来ることには限界があるのですよ。
今回は非常に失礼な事を沢山書きました。
気分を害された方はごめんなさい。お詫びします。