[2018年7月21日]
近日の生徒の態度・行動を見ていて、昔より増加している態度に「放っとけば良い」が多く見受けられます。
大人の生活や言葉で言うと「先送り」「自然消滅」「済し崩し」です。
面倒臭い⇒放っとく
嫌いだな⇒放っとく
ダメなら誰かが再度言ってくれる⇒放っとく
再度言われても⇒放っとく
何とかなるはず⇒放っとく
誰かが何とかしてくれた経験⇒放っとく
何故なら、『放っとけば』何とかなった経験があるのです。
夏休みの最終日に泣きながら夜中まで責任をとらされた経験が無いのです。
「明日、学校で居眠りしたらダメだから早く寝なさい」って言われても「絶対やる子」は放っとく発想が無いのです。
周りの10人に1人でも『自分が楽な選択肢』を示してくれれば、迷わずそれに食いつきます。
これを読んで下さってる方の中の親御様。
「放っといて良かった」人生経験ってそんなに多くあるのですか?
「放っといたら何とかなった」経験ってそんなに多くあるのですか?
多分、日常の中で『放っとき!』と許されている事が多いのでしょうね?
子供の「放っとく」を改善したければ、「粗探しのクソババア」「鬼」「真面目ちゃんか?」「他所の家の母さんはそこまで言わん」「そこまで細かい親、見たこと無い」を褒め言葉と受け取り、嬉々として「済し崩し」や「自然消滅」を指摘しましょう。
予定を先延ばししている現実が見えたら、「入院・治療」が必要なレベルの状態では無い限り、絶対遣るまで「許すまじ」です。
一度の甘味が済し崩しを覚えさせるのです。
放っといて良いのは「架空請求」だけです。
私もそこそこの歳ですが、歳を取ってからの「腹芸」や「根回し」「複雑な人間関係の調整」以外で放っといて得することは経験がありません。
「放ってることが普通の子」の保護者様。
今こそ自分の甘さを理解して、立ち上がりましょう!
おぉ〜〜〜っ!