[2019年6月25日]
相談や、入塾の説明、問い合わせを時々頂きます。
夏期講習の説明をお母さま方にすることも続いています。
その中で、ちょこちょこ登場するワードがあって気になっています。
それは、生徒やお母さまに共通していえることなのですが、
一斉塾・集合塾は「特別できる子」
個別指導塾は「できるけど、やり方が分からない子」もしくは「できない子」が通う塾
です。
良い塾の定義は、優しくて怒らない、融通を効かせてくれて、進学実績のある大手の安い塾。
です。
大きな勘違い(無知?失礼。ペコリ)が沢山あります。
まず、一斉塾は学校と同じ形態・やり方です。やる気と積極性と『勝ちたい気』『知りたい欲求』が無いと、行っても何をしているのか分かりません。その上、「あの有名進学塾に行ってるんだから…」と安心して遊んでいる生徒は、結果は惨憺たるものです。進学実績は人数に惑わされているだけです。分母が大きいのですから当然です。
一方、個別指導塾ですが、これも近年は『個別』の文字だけは同じですが、やり方も経営理念も、対応もバラバラすぎて結果は天地の差です。
初期の狭い定義の頃のお話をしますと、積極的に手を挙げて質問できないで、聞き逃して分からなくなり、家でひとり悶々と苦しんでいる生徒に、個別の疑問に答えてあげて、個別にやり方をアドバイスしてあげれました。
すぐ隣に先生が居るので、直ぐに確認をして、次々に進んでいけました。
そこには『放っとく』とか『人のせい』とか『クラブの隙間で楽に…』なんて発想はありませんでした。
今の子どもたちのように、聞かない、覚えない、我慢しない、苦労しない、継続できない、自ら努力しない、素直じゃないを『一つの権利』のように思っていて、それでも怒らない優しい塾で、楽に成績を上げようなんて思ってる人には、勉強の名目でお金を払うなんて無駄なのです。
つまり、生徒別にタイプ別の塾を言いますと、
?積極的・負けず嫌い・理解が早く・閃きがある生徒は一斉塾に向いています。その他のタイプでは『じれったい』と思います。
?は後で・・・。
?面倒臭がり。我が侭。素直じゃない。放置しても何とも感じない。『楽して何とかならないか』とか『お金の力で何とかならないか』の何れか一つでも当てはまる生徒と保護者。
申し訳ありませんが、「向いてる塾」はありません。愛想で煽ててくれる儲け主義の塾に『一応入れて満足』して下さい。
勿論、行動や意識は変われます。変わったら、?か?の塾でも可能ですよ。
では、?の塾についてお話します。
先刻も言いましたように、個別にも色々在り過ぎて、一概には言えませんが、一般論として、積極的ではないが、真面目で正直で素直にコツコツと繰り返せる生徒(近年、このタイプが一番多い筈なのに…何故か一斉塾に行く)は、個別塾で確実に成績アップが望めます。
ただし、表面だけの良い子で『人間力』を備わって無い生徒は?の分類ですよ。
と、大昔の塾のイメージと、甘々な『綺麗ごと』と我が子への過大評価で、お金を溝に〇〇の家庭を多く見て来ました。
その上、この地域特有ですが、「家の子、スポーツをしているから特別すごい」「スポーツを頑張っているから、少し位勉強は疎かでも…」と本末転倒の考えをお持ちの方が非常に増えています。
あのエリート進学塾に行かせて「家の子も頑張ってくれるはず」とか「〇〇ちゃんは、あまり勉強しなかったのに△△高校に入れたから…」で塾選びをしている方が多過ぎです。
冷静に、我が子を見直して、教室に出向いて、実態と空気を感じて判断して下さい。
最もダメな塾は「うちに来れば、誰でも皆んな成績アップします。安心してください」と甘言と綺麗ごとを言って、直ぐに入塾の手続きをさせようとする塾です。
我教室も、それができれば、こんなに貧乏してないのに…涙涙涙