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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2019年7月4日]

子育ての勘違い!20190704

お母様からちょこちょこ聞く言葉に
「私は、いつも言ってるんですけどねぇ」
「何度言っても聞かないんです」
「私は、言うのに、子供が・・・」
「うちの子なら、やってくれるはず…」
などがあります。

お母様の気持ちを考えると、「私は悪くない。間違ってない」とか「私の子は絶対良い子に育っているはず」の気持ちや期待も分かりますが、過去の何かに問題があったからこそ、現在の問題が発生しているのです。
つまり、今日までの子育てのどこかに、少しだけ(中には大量にの方も…)問題があったからなのです。

たとえば、中学生が指示や制止を聞かず、何を言っても無視して自分の思い通りに行動する場合、日常に、「あれはあれ、これはこれ」と、従わなくても、ご褒美を与える習慣があるはずです。
「じゃあ、勉強ができない子には、ご褒美や欲しいものを与えてはダメなの?」と直ぐに反論が来そうですが、勉強は関係なく、約束を守れた時だけ、ご褒美を…の習慣がないのです。
いくら拗ねても、おもちゃ売り場の駄々っ子の状態です。小さい頃にその習慣をつけていないのに、「知恵」と「ずる賢さ」を身に付けた中学生が聞くはずがありません。

他に、小学校高学年の生徒が「いくら言っても覚えない、考えない…」と愚痴られる方が結構居られますが、それは、保育所から今日まで、「良い子」と「早くやる子」を求めてきたからです。
「良い子良い子」と言いますが、どんな時に言いましたか?
手間をかけさせなかった時、お返事をした時、自分が困らされなかった時ですよね。
我慢や苦労など、将来のための行動を教えて、それを実行した時では無いですよね。
つまり、小さい時には「かわいい、かわいい」で赤ちゃん扱いを求めておいて、誤解を教えておいて、褒めて過信を教えておいて、突然自分で考えて苦労をする子供なんて居ませんよ。

「小さいから、小さいから…」と何でも許す風潮がありますが、小さいからこそ知らないので、3歳位から、良いこととダメなことをキッチリと教えるべきだったのです。言い方を考えてあげれば、充分に理解できるはずです。

その時から「指示」や「制止」は絶対なのだと教えるべきだったのです。

と言ってる私も、後悔は色々ありますけどね(涙)